すべり止めスプレー アンチスリップ(RUST-OLEUM)とは

みなさんこんにちは
床滑り止め.comの天野です。
本日は、床すべり対策商品である、すべり止めスプレー アンチスリップ(RUST-OLEUM)をご紹介します。

メーカーについて

RUST-OLEUMは米国に本社を置く塗料メーカーです。
設立から90年にわたり、重防錆塗料システムを世界各国へ提供しています。

ラスト・オリウム製品の一つ、滑り止めスプレーのアンチスリップは金属、コンクリート、セラミック、木板等の表面に塗布して、滑り防止機能を有する面を生成する塗料です。
スプレータイプですので、簡便にきれいな塗布面が得られるという特徴があります。

仕様は屋内・屋外どちらでも可能という製品仕様になっていますが、塗料の主成分などにからめてこの問題は後ほど整理します。

アンチスリップは、スプレー施工後に完全に乾燥すると固化します。
そうするとガソリンや油などにも耐久性のある塗膜となり、滑り防止機能が必要となる階段やプールデッキ、歩行通路などの屋外使用にも適します。

施工手順に関しては、塗布面の汚れ・特に油分を完全に除去したのちに、気温が0~38°C、塗布面の温度が露点温度より3°C以上高い条件でスプレーする必要があります。

製品バリエーションはカラーが5種類、クリアー、ブラック、イエロー、グレー、ホワイトとこの手の滑り止めスプレー剤には珍しく、豊富な色展開です。
アンチスリップの主な成分はアルキド樹脂です。

アルキド樹脂はポリエステル系樹脂に属し、耐屈曲性、耐衝撃性、耐摩耗性等の機械的物性が良いという特徴があります。
また、肉持ち感、外観に優れているため、建築、木工、鋼板、PCM用コーティング材や接着剤等幅広い分野に利用されます。

非常に機能性の高い塗料ですが、一方で注意点もあります。

それは、アンチスリップの液性が極めて可燃性の高い液体で、有害な蒸気・ガスが発生するということです。
また皮膚刺激も強いため、吸引や気化した気体に触れることにより、呼吸器官、目や皮膚の炎症の原因となります。

成分が脳や神経系統に影響し、めまい、頭痛や吐き気の原因となることがあります。
また発がんの恐れの疑い、生殖能または胎児への悪影響の恐れとも記載されています。

そのため仕様書では工業用及び商業用のみに使用して下さいと注意があります。
室内での使用には、換気やマスク着用など厳重な注意が必要になります。