階段無垢床・無垢フローリングの滑りやすさを解決する!床塗装技術とは!?

みなさんこんにち
おかげさまで創業約50年!
お客様から床が滑るとのご相談を多く受け、床滑り止めに取り組んでいるフローリング専門職人、床滑り止め.comの天野です。

お勤め先、あるいはお住まいの床が滑りやすくなっていませんか?
内装建材の中で、滑りやすいとされる床の中にフローリングがありますが、その解決策として滑り止めワックスの利用、そしてコーティングについて今まで何度かご紹介してきました。

ただ、それは複合フローリングで通用する方法で、無垢材には適応できない時があります。
なぜなら複合材の仕上げ品と無垢材では、異なる点があります。

もし、無垢の質感を活かすのであれば、他の方法で滑り止めを行う必要があります。
折角、高価な無垢材も防滑施工のやり方一つで、見た目を悪くしてしまったり、劣化を進行させてしまいます。
例えば、光沢がありすぎる質感になってしまったり、フローリングが部分的に変色させたりします。
また、水分の影響によって、無垢材が変形してしまうことだってあるのです。

それでは、無垢材における滑りやすさはどのように改善すれば良いのでしょうか?

そこで、本日は無垢床の再生塗装技術で滑りやすさを改善できる無垢床再生塗装を紹介していきます。

無垢床再生塗装とは?

無垢床の場合、塗膜の摩耗による滑りやすさに対しワックスを塗っても滑り止めが利かない場合があります。
利いたとしても、直ぐに滑りやすくなってしまいます。
また、素地まで出ていることもあり、その場合いくらワックスを掛けても吸い込むだけです。

フローリングの痛みが酷い場合には、下地からの再生が必要になります。

無垢材の階段などでも良くあるのですが、塗膜が完全にすり減り、ツルツルになっていることです。
新築時や塗装時には、グリップ性能が与えられているため、問題ないのですが、使用によって摩耗していきます。
ワックスメンテナンスの難しさが、ここにあります。
使用頻度を見極め、ちょうどワックスの性能が無くなった時に掛けることが望ましいからです。
あまり、知られていませんがワックスは塗り重ね過ぎると、返って黒ずみ汚くなります。
本来なら、定期的に剥離してから塗布する作業が必要ですが、塗り重ねだけ行われている施設も珍しくありません。

必要以上のワックス掛けが、無垢床や無垢材の劣化を進行させることになります。

歩行頻度が高い施設で、もし、メンテナンスが必要であれば塗装によるメンテナンスをおすすめします。

無垢床塗装の時期

塗膜面が摩耗していくと、光沢がなくなったり、部分的に薄くなったのがわかります。
グリップの利いた部分との差が分かるようになっていれば、再塗装の時期と言えます。
その後、放置してしまえば、無垢材の素地まで出てきてしまうでしょう。
歩行頻度が高ければ、3年~程度、低ければ、5年~程度で1層塗ることで、適切なグリップ力と衛生的な床を維持できます。

もし、素地まで出てしまっているのなら研磨する必要があります。
全体的に無垢表面を削りだし、塗装で仕上げていく方法です。
ここまでの状態になると、広さにもよりますが、施工だけで3日以上掛かります。

最後に

いかがだったでしょうか?
価格を抑えようとしてもメンテナンスを控えても、結局のところ、それ以上の施工が必要になってしまいます。
素地まで出てしまった無垢材は、最悪の場合、張替えの必要があるからです。
塗膜で保護されていれば、それほど痛まなかったであろうケースも少なくないんです。
早めはやめのメンテナンスが床を適切に維持するためには必要なのです。