室内犬の滑り止め対策!ペット用フローリングの構造を解説

みなさんこんにちは
床滑り止め.comの保坂です。

ここ十数年でしょうか、犬を外で飼うよりも室内で飼うことの方が多くなっています。

マンションやアパートで飼育の許可が取れるところも一般的に探せるようになり、室内飼いの割合の増加にも繋がってるのでしょう。

古くは番犬という意味合いが強かったことで外で飼われることが普通でしたが、今では家族という思いで飼われる方が多く、安全で快適に過ごせる室内が好まれるようになっています。

実際、昔は玄関前の犬小屋と鎖に繋がれた犬がセットで良く見かけられたのですが、今ではとんと見る機会が無くなりました。

ただ、外出時にエアコンをつけとく必要があり電気代がかかる、また病気になりがちなどマイナス面も見受けられます。

そして、マイナス面のもう一つが一般的なフローリングによる犬への影響です。

フローリング転倒による犬への影響

現代の家は畳の和室はほとんどなくなり、和室があってもせいぜい1部屋です。

その他の部屋の多くはフローリングの床になっており、時として犬にとって大きな負担になってしまいます。

フローリングの弊害とは

一般的なフローリングは表面を保護及び性能を出すため、そして人が歩きやすいように塗装をしているので、滑りやすいです。

走ったりすることで滑ってしまうと、その拍子に股関節を痛めてしまうケースが出てきます。

フローリングの上で飛び跳ねたりベットから飛び降りたりすれば着地の時に同じくして股関節を痛めてしまうケースもあります。

頻繁でなければまだよいのですが、これが繰り返されると、股関節へのダメージは蓄積して最悪後ろ足が車イスになってしまうことが考えられます。

これらを防ぐために開発されたのが犬用のフローリング材です。

犬用フローリング

犬が走り回っても良いように滑り止めが加工されており、さらに爪で傷がつかないようにシート状のものをフローリングの上に張り、防止しています。

キズがつきにくく、滑りにくい、このフローリングで犬の健康被害を軽減することができるので、室内飼いしている方にはぜひオススメしたい商品です。

しかし、注意点としては絶対滑らないわけではなく、あくまでも滑りにくい商品というものなので、あまり過剰に走らせたり、飛び跳ねさせたりすることは避けていただく必要があります。

そうすることで犬の健康を守れ、幸せな共生ができるはずです。

ペット用フローリングはなぜ強いのか、各種メーカー毎に構造を解説!

パートナーワンの構造

永大産業ペット用フローリング『パートナーワン』の場合
基材には合板を、そして表面には溝加工されたNグリップフィルムが貼られています。
このフィルムによって滑り難さや汚れ難さを実現しています。

この基材の硬さによってもフローリングの強度は影響されます。
また価格帯も、フローリングを構成する素材の一つひとつの性能で変わってきます。

ワンラブフロアⅢの構造

大建工業のペット用フローリング『ワンラブフロアⅢ』の場合
基材にはWハードベース付合板を、そして表面には特殊オレフィンシートが貼られています。
Wハードベースは、樹脂による強化層と合板を組み合わせ構成されています。

こちらも同様にフィルムによって滑り難さや汚れ難さを実現しています。

最後に

いかがだったでしょか?

フローリングの価格がなぜ違うのかお解かりいただけましたでしょうか?
基材やフィルムの性能が良ければよいほど性能が高くなりますが、価格にも影響します。

ただ、落とし穴があります。
確認しなければいけないのが、梱包やケースごとの入数です。

中には、1.65㎡のものもあれば、3.3㎡(1坪)のものもあります。
また、3.12㎡や、3.07㎡などのものがあります。

フローリング自体のサイズによって変わってくるのでしょう。
価格を比較するなら1㎡あたりの単価を算出してみましょう。

フローリング専門の老舗工事業者、株式会社霜鳥、創業46年からマンション・アパート・公共施設・体育施設・戸建て住宅など実績数も10,000件以上に上る。
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施工地域は関東甲信越