The following two tabs change content below.
yukamainte
最新記事 by yukamainte (全て見る)
- 石材床滑り止めの価格とは? - 2019年7月3日
- 耐摩耗性に優れ汚れが付きにくい水性塗床材『床水樹』 - 2019年5月28日
- 作業性、安全性に優れ塗替用にも適する塗床材『水系ボージンコート』 - 2019年5月23日
薄膜溶剤2液型速乾アクリルウレタン樹脂系塗床材『ユカクリートRU』
ユカクリートRUは、特殊ウレタン樹脂を使用したモルタル、コンクリート用の塗床材です。超速乾性(1時間で軽歩行可能 23℃)のため養生時間が殆ど必要なく既設のマンションの床の塗り替えなどに適した塗床材です。
特長
- ホルムアルデヒドの放散量が少なく、日本塗料工業会の認定を受けています。
日塗工登録番号 D01176
ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆(規制対象外) - 速乾性で硬度の発現性に優れています。
(1時間で軽歩行可能23℃) - ローラー、はけで容易に塗装ができます。
- 豊富な標準色は住環境をカラフルに彩ります。また、工場などの床面を塗り分けますと作業の安全や効率の向上に役立ちます。
用途
- 速乾性を要求される場所
マンション廊下や階段、駅舎内通路、学校廊下や階段などの塗り替え、その他通行止め時間を長くとれない床 - 防塵、耐摩耗性などを要求される場所
倉庫、自動車工場、機械工場、食堂など
標準塗装仕様
■コーティング工法 平滑仕上げ
工程 | 品名 | 内容 | 塗付量 (kg/㎡) |
塗装間隔 (23℃) |
|
---|---|---|---|---|---|
1 | 下地 | 下地モルタル及びコンクリートは、金ゴテ仕上げで、十分に強度のあるものとします。 通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。 |
|||
2 | 下地 処理 |
1. 含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後) 開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。 また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。 2. 必ず全面をサンドペーパーがけ(P24~P40)により目荒しを行い、汚染物やレイタンス などを除去します。 3. 油脂、グリース、タールなどはシンナーか洗剤で除去します。 4. 必要に応じてクラック、穴などを補修します。 |
|||
3 | 下塗 | ユカクリート 密着プライマー |
塗料を希釈せずにローラー、はけで 塗装します。 |
0.10 ※ | 1時間以上 6時間以内 |
4 | 上塗 (1回目) |
ユカクリート RU |
主剤と硬化剤を2:1(質量比)で混合します。 ユカクリートシンナーUで15~30% (質量)希釈して、はけ、ローラーで均一に 塗装します。 |
0.13~0.15 | 1時間以上 2日以内 |
5 | 上塗 (2回目) |
ユカクリート RU |
主剤と硬化剤を2:1(質量比)で混合します。 ユカクリートシンナーUで15~30% (質量)希釈して、はけ、ローラーで均一に 塗装します。 |
0.13~0.15 | |
6 | 養生 | 養生期間中は出入口を封鎖し、歩行しないように注意して下さい。 軽歩行可能時間 1時間以上(23℃) |
■コーティング工法 防滑仕上げ
中塗りを塗付し、乾燥しないうちに6号硅砂0.1~0.2kg/㎡を散布して下さい。乾燥後、余分な硅砂を取り除き、さらに1~2回塗装して下さい。中塗りと砂散布は、特にムラのないよう注意して施工して下さい。
ユカクリートRUの硬化時間と重ね塗り可能時間
5℃ | 10℃ | 20℃ | 30℃ | |
---|---|---|---|---|
硬化時間 | 6時間 | 2時間 | 1時間 | 30分 |
重ね塗り可能時間 | 6時間~10日 | 2時間~3日 | 1時間~2日 | 30分~2日 |
可使時間 | 8時間以上 | 8時間以上 | 2時間 | 1時間 |
容量と塗装面積
品名 | 材質 | 容量 | 塗装面積 (㎡/1缶) |
||
---|---|---|---|---|---|
ユカクリート 密着プライマー |
溶剤1液型 ウレタン樹脂系 |
16kg | 80~160 | ||
ユカクリート RU |
薄膜溶剤2液型速乾 アクリルウレタン樹脂系 |
18kg セット |
主剤 | 12kg | 60~69 (2回塗) |
硬化剤 | 6kg | ||||
ユカクリート シンナーU |
有機溶剤 | 16L |
標準色
※色見本は印刷のため色調が異なります。※ユカクリート標準色見本帳をご参照下さい。
性能
項目 | 結果 | 試験方法 |
---|---|---|
容器の中での状態 | かき混ぜたとき、 堅い塊がなくて一様になる |
JIS K 5600-1-1 4.1 |
塗装作業性 | 塗装作業に支障がない | JIS K 5600-1-1 4.2 |
塗膜の外観 | 塗膜の外観が正常である | JIS K 5600-1-1 4.4 |
被塗面との適合性 | 異常なし | JIS K 5600-3-4 |
耐摩耗性 | 7.2mg | テーバー式 CS-17 4.9N 100回転 |
171mg | 日本塗り床工業会 テーバー式 CS-17 9.8N 1000回転 | |
耐おもり落下性 | 衝撃による変形で 割れ、はがれを生じない |
JIS K 5600 5-3 落球式 300g 30cm |
合格 | JIS K 5600 5-3 デュポン式 1/2インチ 500g 50cm | |
耐水性 | 水に規定時間浸したとき 異常がない |
JIS K 5600 6-2 6時間浸漬 |
異常なし | 水道水 1か月浸漬 | |
耐アルカリ性 | 異常なし | JIS K 5600-6-1 水酸化カルシウム飽和溶液 |
ホルムアルデヒド放散等級 | F☆☆☆☆ | JIS K 5601-4-1 デシケーター法 |
乾燥時間 | 指触10分 硬化1時間 | 23℃ |
鏡面光沢度 | 87 | JIS K 5600-4-7 60度 |
耐屈曲性 | Φ2mm 合格 | JIS K 5600-5-1 |
耐カッピング性 | 7mm | JIS K 5600-5-2 |
引っかき硬度(鉛筆法) | 2H | JIS K 5600-5-4 |
引張接着強さ(MPa) | 2.8 | 建研式接着力試験器 |