薄膜溶剤2液型アクリルウレタン樹脂系塗床材『ユカクリートユニ#1000』

ユカクリートユニ#1000は、厳選された強靱な溶剤型ウレタン樹脂をベースにした2液型の塗床材です。作業性にすぐれ、清潔でカラフルな床ができあがります。

特長

  1. 低温時における硬化性が良好です。
  2. 耐摩耗性がすぐれています。
  3. 防塵性がすぐれています。
  4. はけ塗り、ローラー塗りで簡単に仕上がります。
  5. 乾燥が速いので立入り制限時間が短くて済みます。
  6. 標準色の豊富な色数は、作業場を塗り分けることによって労働安全や作業効率の向上に役立ちます。
  7. ホルムアルデヒドの放散量が少なく、日本塗料工業会の認定を受けています。
    日塗工登録番号 D01002
    ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆(規制対象外)

用途

倉庫、食堂、機械工場、自動車工場、事務所、廊下

標準塗装仕様

■コーティング工法 平滑仕上げ
※1 下塗りの塗付量は、下地の状態によって増減があります。
工程 品名 内容 塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
1 下地 下地コンクリート及びモルタルは金ゴテ仕上げで、十分強度のあるものとします。
通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。
2 下地
処理
1. 含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後)
開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。
また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。
2. 必ず全面を、サンドペーパーがけ(P24~P40)により目荒しを行い、汚染物やレイタンス
などを取り除きます。
3. 油脂、グリース、タールなどはシンナーか洗剤で除去します。
4. 必要に応じてクラック、穴などを補修します。
3 下塗 ユカクリート
ユニ#1000
主剤:硬化剤=15:2(質量比)の割合で
よく混合し、シンナーUで60~80%
(質量)希釈し、ローラー、はけで
均一に塗装します。
0.10~0.15
※1
3時間以上
3日以内
4 上塗
(1~2回目)
ユカクリート
ユニ#1000
主剤:硬化剤=15:2(質量比)の割合で
よく混合し、シンナーUで30~40%
(質量)希釈し、ローラー、はけで
均一に塗装します。
0.13~0.15/回
5 養生 養生期間中は出入口を封鎖し、歩行しないように注意します。
軽歩行可能時間 5時間以上(23℃)

■コーティング工法 防滑仕上げ

ユニ#1000(上塗1回目)塗付、乾燥しないうちに、6~7号硅砂を0.1~0.2kg/㎡散布し、乾燥後、余分な硅砂を取り除き上塗2回目を塗装して仕上げて下さい。

硬化時間と重ね塗り可能時間

品名 5℃ 10℃ 20℃ 30℃
ユカクリート
ユニ#1000
硬化時間 12時間 6時間 3時間 2時間
重ね塗り可能時間 12時間~10日 6時間~7日 3時間~3日 2時間~3日

容量と塗装面積

品名 材質 容量 塗装面積
(㎡/1缶)
ユカクリート
プライマーA
特殊樹脂 15kg 100~150
ユカクリート
ユニ#1000
溶剤型
ウレタン
17kg
セット
主剤 15kg 38~47
(3回塗)
硬化剤 2kg
ユカクリート
シンナーU
16L

標準色

※色見本は印刷のため色調が異なります。※ユカクリート標準色見本帳をご参照下さい。

性能

※ 塗膜物性の試験結果は実測値であり、保証値ではありません。
項目 結果 備考
乾燥時間 2時間 23℃、50%RH
鏡面光沢度 75 JIS K 5600-5-1 60度
引っかき硬度(鉛筆法) H JIS K 5600-5-4
付着性 分類 0 JIS K 5600-5-6 クロスカット法 2mm
耐カッピング性 7mm JIS K 5600-5-2
耐おもり落下性 合格 JIS K 5600-5-3 デュポン式、1/2″ 0.5kg 30cm
耐摩耗性 9.0mg JIS K 5970 テーバー式 CS-17 4.9N 100回転
180mg 日本塗り床工業会 テーバー式 CS-17 9.8N 1000回転
耐候性 異常なし 屋外6か月暴露
促進耐候性 異常なし サンシャイン ウェザオメーター 300時間
耐水性 異常なし JIS K 5970 7.10 6時間浸漬
耐アルカリ性 異常なし 飽和水酸化カルシウム水溶液 6時間浸漬
耐灯油性 異常なし スポット試験 48時間後
耐硫酸性(3%) やや退色 スポット試験 48時間後
耐油性(潤滑油) 異常なし スポット試験 48時間後
ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆ 日塗工登録番号 D01002 JIS K 5601-4-1