厚膜2液型低粘度ハイビルドエポキシ樹脂系塗床材『ユカクリートタイルローラー用』

ユカクリートタイルローラー用は、厚膜タイプでありながらローラー塗装を可能にした2液ハイビルド型エポキシ塗床材です。エポキシ樹脂特有の強靱さと高度な塗膜性能を持った、色彩豊かでシームレスな床面が手軽に得られます。

特長

  1. ホルムアルデヒドの放散量が少なく、日本塗料工業会の認定を受けています。
    日塗工登録番号 D01228
    ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆(規制対象外)
  2. 低粘度なので、専門業者でなくても簡単にローラー塗装ができます(但し、可使時間には注意して下さい)。
  3. 旧塗膜(アクリル、エポキシ、アクリルウレタン樹脂系)との付着性が良いのでプライマーなしで直接塗装できます。但し、それぞれに入念な下地処理が必要です。
  4. ハイビルドタイプで、一度に約0.4~0.5mm厚の強靱で高性能の塗膜が得られます。

用途

  • 化学工場、機械工場、自動車工場、倉庫。
  • 事務所、学校廊下、病院廊下、厨房(熱水が流れる場所は不可)。
  • 塗り替え時に、リフティングやしわが発生するおそれがある床。

標準塗装

■流しのべ工法 平滑仕上げ(標準膜厚 約0.4~0.6mm)

※1 標準仕様は1回塗りですが、下地が悪い(ピンホールが非常に多いなど)状態の場合は、2回塗りして下さい。
※2 例:ウーローラーC(大塚刷毛製)、いいとも(ピーアイエー社製)をご使用下さい。
※3 タイルローラー用には溶剤が含まれています。硬化の過程で換気が不十分な場合、溶剤が揮発しにくく硬化が遅れますのでご注意下さい。
工程 品名 内容 塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
1 下地 下地モルタル及びコンクリートは金ゴテ仕上げで、十分に強度のあるものとします。
通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。
2 下地
処理
1. 含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後)
開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。
また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。
2. 必ず全面をサンドペーパーがけ(P24~P40)により目荒しを行い、汚染物やレイタンス
などを除去します。
3. 油脂、グリース、タールなどは、シンナーか洗剤で除去します。
4. 必要に応じて、クラック、穴などを補修します。
3 下塗
※1
ユカクリート
プライマーS
主剤と硬化剤を2:1(質量比)の割合で混合し、
ダイドーフィラーSを10%(質量)加えてよく混合
します。
ユカクリートシンナーEPで0~20%(質量)希釈し
よくかき混ぜながら、はけ、ローラーで均一に
塗装します。
0.10~
0.15
3時間以上
48時間以内
ダイドー
フィラーS
0.010~
0.015
4 上塗 ユカクリート
タイルローラー用
主剤と硬化剤を5:1(質量比)の割合で混合し、
標準塗付量を床面に流し、短毛ローラー※2
使って均一に塗り広げます。
0.50~
0.80
5 養生
※3
養生期間中は出入口を封鎖し、歩行しないように注意します。
軽歩行可能時間:16時間以上(23℃)。

●塗り替えの場合(旧塗膜がアクリル樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリルウレタン樹脂系のとき)

※ 旧塗膜が濃色で、淡彩色に塗り替える場合は下塗りにユカクリート ミズユカプライマーを塗装して下さい。
塗付量は0.13~0.15lg/㎡で、塗装間隔は16時間以上7日以内(23℃)です。
工程 品名 内容 塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
1 下地
処理
1. 油汚れなどを塗料用シンナーを使って拭き取ります。
2. 旧塗膜は素地への密着が良好であることを確認します。付着力が十分でない旧塗膜は
必ず除去します。
3. 旧塗膜がエポキシやアクリルウレタンの場合は、入念に旧塗膜をサンディングします。
4. 必要に応じてクラック、穴などを補修します。
2 上塗 ユカクリート
タイルローラー用
主剤と硬化剤を5:1(質量比)の割合で混合し、
標準塗付量を床面に流し、短毛ローラーを
使って均一に塗り広げます。
0.50~
0.80
3 養生 養生期間中は出入口を封鎖し、歩行しないように注意します。
軽歩行可能時間:16時間以上(23℃)。

■流しのべ工法 防滑仕上げの場合

  • 下塗りが乾燥した後、ユカクリート タイルローラー用0.4~0.5kg/㎡を短毛ローラーで塗り広げ、直後に4~5号硅砂を1.2kg/㎡散布して下さい。
  • ユカクリート タイルローラー用が硬化後、余分の硅砂を除去し、もう一度、0.4~0.5kg/㎡塗付して短毛ローラーで塗り広げて仕上げて下さい。硅砂が塗料に沈んでしまう箇所が生じた場合は硅砂を追加撒きし、直ちにローラーで馴染ませて下さい。

可使時間と硬化時間

単位:時間 注意:施工時の気温により硬化剤(夏型・春秋型・冬型)を使い分けて下さい。地域により異なりますので注意して下さい。
夏型  7月~9月期
春秋型 4月~6月期、10月~11月期
冬型  12~3月期を目安にご使用下さい。
なお、気候や施工環境の変化により、若干前後する場合がございます。
品名 10℃ 20℃ 30℃
ユカクリート
プライマーS
可使時間 8 4 2
硬化時間 6 3 2
ユカクリート
ミズユカプライマー
可使時間 4 2 1
硬化時間 8 3 2
ユカクリート
タイルローラー用
夏型 可使時間 27(分)
硬化時間 16
春秋型 可使時間 25(分) 14(分)
硬化時間 16 12
冬型 可使時間 35(分) 15(分)
硬化時間 30 14

容量と塗装面積

品名 材質 配合比
(質量)
容量 塗装面積
(㎡/1缶)
ホルムアルデヒド
放散等級
日塗工登録番号
ユカクリート
プライマーS
溶剤型
エポキシ
主剤 2 15kg
セット
主剤 10.0kg 100~
150/回
F☆☆☆☆
D01159
硬化剤 1 硬化剤 5.0kg
ダイドー
フィラーS
専用
フィラー
プライマーSに
対して10%
1.5kg
ユカクリート
ミズユカ
プライマー
水性
エポキシ
主剤 1 16kg
セット
主剤 8.0kg 100~
120/回
F☆☆☆☆
D01147
硬化剤 1 硬化剤 8.0kg
ユカクリート
タイル
ローラー用
ハイビルド型
エポキシ
主剤 5 15kg
セット
主剤 12.5kg 18~
30/回
F☆☆☆☆
D01228
硬化剤 1 硬化剤 2.5kg

標準色


※エポキシ樹脂は黄変しますので淡彩色をお選びの場合はご注意下さい。屋外などでのご使用には耐候性の良いユカクリートAUを上塗りすることをお勧めします。

性能

■一般物性

※ 塗膜物性の試験結果は実測値であり、保証値ではありません。
項目 結果 試験方法
耐摩耗性 10.1mg テーバー式 CS-17 100回転 4.9N
170mg
(国土交通省 エポキシ樹脂床材
品質規格200mg以下)
JIS K 5600-5-9 テーバー式
CS-17 1000回転 9.8N
耐衝撃性 衝撃による変形で割れ、はがれを生じない 1/2インチ 300g 30cm
耐水性 水に規定時間浸したとき異常がない 6時間浸漬
異常なし 水道水3か月浸漬
耐アルカリ性 アルカリに規定時間浸したとき異常がない 6時間浸漬
デュロメータ硬さ 80 JIS K 7215 HDD
曲げ強さ
(MPa)
18.5 JIS K 7171
圧縮強さ
(MPa)
26.0 JIS K 7181
引張強さ
(MPa)
17.7 JIS K 7113
引張接着強さ
(MPa)
2.7 基材破壊
(国土交通省 エポキシ樹脂床材
品質規格1.0以上)
建研式引張接着力試験器
シャルピー衝撃強さ
(KJ/㎡)
1.8 JIS K 7111

■耐薬品性(スポット試験 48時間)

評価方法
◎:使用に最適 ○:一般的には使用可能 △:限定的な用途で使用可能 ×:使用に適さない
項目 結果 項目 結果 項目 結果
1 10% 硫酸 6 10% アンモニア水 11 飽和砂糖水
2 10% 酢酸 × 7 飽和水酸化カルシウム 12 飽和食塩水
3 10% 塩酸 8 キシレン 13 サラダ油
4 エタノール 9 ガソリン 14 しょう油
5 10% かせいソーダ 10 灯油 15 ソース