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厚膜2液型弾性ウレタン樹脂系塗床材『ユカクリートソフトA』
ユカクリートソフトAは、最高の歩行感とソフトな感触を有する厚膜2液型ウレタン樹脂系のゴム弾性高級塗床材です。
滑らかなシームレスの塗膜は極めて理想的な表面仕上がりとなり、耐摩耗性に優れ、維持管理が容易でいつまでも美しさを保ちます。
特長
- ホルムアルデヒドの放散量が少なく、日本塗料工業会の認定を受けています。
日塗工登録番号 D01174 ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆(規制対象外) - ソフトな歩行感で足音をおさえます。
- レベリングが良いので、滑らかに、しかもシームレスに仕上がります。
- すぐれたゴム弾性、伸縮性のため亀裂がおきにくい塗料です。
- 耐摩耗性、耐衝撃性、引裂強度が優れています。
- 耐水性、耐アルカリ性が優れています。
- ゴム系チップと組み合わせて、ユニークな弾性防滑仕上げが可能です。
- 文部科学省「学校環境衛生の基準」で指摘されている6物質「ホルムアルデヒド」、「トルエン」、「キシレン」、「パラジクロロベンゼン」、「スチレン」、「エチルベンゼン」について基準値に適合します。
用途
- 一般建造物
事務所、マンション、ホテル、病院、学校、店舗 - 工場
精密工場、計器室、コンピューター室、研究室
※弾性防滑工法:バルコニー、展示場、歩道橋、人工庭園、ゴルフ場コース通路、球技コート、校庭
(屋外用途はトップコートが必要です。)
標準塗装仕様
■流しのべ工法 平滑仕上げ(標準膜厚 約1.5mm)
工程 | 品名 | 内容 | 塗付量 (kg/㎡) |
塗装間隔 (23℃) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 下地 | 下地モルタル及びコンクリートは金ゴテ仕上げで、十分に強度のあるものとします。 通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。 |
|||||
2 | 下地 処理 |
1. 含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後) 開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。 また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。 2. 必ず全面をサンドペーパーがけ(P24~P40)により目荒しを行い、汚染物やレイタンス などを除去します。 3. 油脂、グリース、タールなどは、シンナーか洗剤で除去します。 4. 必要に応じて、クラック、穴などを補修します。 |
|||||
3 | 下塗 (2回) |
ユカクリートプライマーM | プライマーMにセメントを2:1(質量比) の割合でよく混合撹拌し、コテまたは ヘラでしごき塗りをします。 |
0.10~0.15/回 | 4時間以上 48時間以内 |
||
ポルトランドセメント | 0.05~0.075/回 | ||||||
4 | 上塗 | ユカクリート ソフトA |
主剤:硬化剤=1:1(質量比)の割合で よく混合し、コテで塗り広げます。 |
1.8 | |||
5 | 養生 | 養生期間中は出入口を封鎖し、歩行しないように注意して下さい。 軽歩行可能時間 16時間以上(23℃) |
■流しのべ工法 FB仕上げ(例)
ソフトAが硬化し、歩行可能になったときに塗装を始めて下さい。
- 使用材料 水系ソフトトップコートAU、FB骨材
- 塗付量 0.12~0.15kg/㎡/回
- 塗装方法 水系ソフトトップコートAUにFB骨材2%(質量)を加え、清水で5~10%(質量)希釈し、はけ、ローラーで均一に塗装して下さい。(2回塗り)
可使時間と硬化時間
品名 | 5℃ | 10℃ | 20℃ | 30℃ | |
---|---|---|---|---|---|
ユカクリート プライマーM※1 |
硬化時間 | 8 | 6 | 4 | 2 |
ユカクリート プライマーM低臭型※1 |
硬化時間 | 4 | 2 | 1 | 1 |
ユカクリート ソフトA |
可使時間 | 60(分) | 40(分) | 30(分) | 20(分) |
歩行可能時間 | 48 | 48 | 16 | 16 | |
ユカクリート ソフトA (硬化促進剤0.5%) |
可使時間 | 30(分) | 20(分) | – | – |
歩行可能時間 | 36 | 24 | – | – | |
ユカクリート ソフトトップコートAU |
可使時間 | – | 8 | 5 | 2 |
硬化時間 | – | 48 | 16 | 16 | |
ユカクリート ソフトトップコートAU (硬化促進剤1%) |
可使時間 | 5 | 3 | – | – |
硬化時間 | 30 | 24 | – | – | |
水系ソフト トップコートAU |
可使時間 | 4 | 4 | 4 | 2 |
硬化時間 | 36 | 24 | 16 | 8 |
容量と塗装面積
品名 | 配合比 (質量) |
容量 | 塗装面積 (㎡/缶) |
ホルムアルデヒド放散等級 日塗工登録番号 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ユカクリート プライマーM |
1液 | 16kg | 53~80/2回 (プライマーMのみ) |
F☆☆☆☆ D01017 |
|||
ユカクリート プライマーM 低臭型※2 |
1液 | 16kg | 53~80/2回 (プライマーM 低臭型のみ) |
F☆☆☆☆ D01133 |
|||
ユカクリート ソフトA |
主剤 | 1 | 16kg セット |
主剤 | 8kg | 8.9/1.5mm厚 | F☆☆☆☆ D01174 |
硬化剤 | 1 | 硬化剤 | 8kg | ||||
ユカクリート ソフトA 硬化促進剤 |
80g | ||||||
ユカクリート ソフトトップ コートAU |
主剤 | 3 | 16kg セット |
主剤 | 12kg | 約120/1回 | F☆☆☆☆ D01177 |
硬化剤 | 1 | 硬化剤 | 4kg | ||||
ユカクリート ソフトトップ コートAU 硬化促進剤 |
160g | ||||||
水系ソフト トップ コートAU※2 |
主剤 | 5 | 15kg セット |
主剤 | 12.5kg | 約55/2回 | F☆☆☆☆ D01150 |
硬化剤 | 1 | 硬化剤 | 2.5kg | ||||
FB骨材 | 320g | 約110~120/1回 | – |
標準色
- ユカクリートソフトA
No.10~No.30(No.12、15、16、19、25を除く16色) - ユカクリートソフトトップコートAU
No.10~No.30(No.12、15、16、19、25を除く16色)、ライン用イエロー - 水系ソフトトップコートAU
No.17、18、21、24(淡彩色、中彩色の調色は受注生産となります。)
※ユカクリート標準色見本帳をご参照下さい。
(ユカクリートソフトAのNo.21~30は受注生産となりますが、淡彩に属する色は使用場所によって黄変が目立つことがありますのでご注意下さい。水系ソフトトップコートAU及びソフトトップコートAUは淡彩でも耐黄変性にすぐれています。)
性能
■一般物性
試験項目 | ソフトA | 備考 | |
---|---|---|---|
硬度 | 80 | JIS K 6253 ショア―A 硬度計 | |
引張強さ | N/m㎡ | 8.8 | JIS K 6251 |
引裂強さ | N/mm | 39 | JIS K 6252 |
伸び率 | (%) | 300 | JIS K 6251 |
耐摩耗性 | (mg) | 3.2 | CS-17 4.9N 100回転 |
40 | 日本塗り床工業会 CS-17 9.8N 1000回転 | ||
すべり抵抗係数 | 0.72 | JIS A 1407 | |
耐おもり落下性 | 合格 | JIS K 5600-5-3、1/2インチ、1kg、50cm |
■耐薬品性
試験項目 | ソフトA | 備考 |
---|---|---|
苛性ソーダ 5% | ○ | JIS K 5705 スポット48時間 |
アンモニア 5% | ◎ | 〃 |
塩酸 3% | × | 〃 |
灯油 | ◎ | 〃 |
セメントペースト | ○ | 〃 |
コンプレッサーオイル | ◎ | 〃 |
水道水(吸水率:%) | 1.517 | JIS K 6911 50日浸漬 |