水系硬質ウレタン樹脂モルタル系塗床材『ユカクリートレジモルハードUW』

ユカクリートレジモルハードUWは、「低臭性」「速硬性」を兼ね備えただけでなく、従来のウレタン系塗床材、エポキシ系塗床材、MMA系塗床材よりも「耐熱性」「耐水性」「耐薬品性」「耐衝撃性」を飛躍的にアップしました。
艶有・艶消の2種類の樹脂設定により、仕上りのバリエーションも増えました。
※防滑仕上げ 厚み約7mmの仕様により、耐熱性(耐ヒートショック性)を有する塗り床を形成します。

特長

環境対応

水系塗床材なので、「安全性」が高い上に「低臭性」で、施工中の溶剤臭気や残存臭気を嫌う場所に適しています。また、以下のいずれの物質についても、非配合となっています。
非配合
厚生労働省が定める
「シックハウス問題の原因物質」13物質
非配合
文部科学省が定める
「学校環境悪化の原因物質」6物質
非配合
国土交通省が定める
「品確法」に関わる5物質

耐熱性・耐水性

温水・熱水の流れる場所、特に厨房、食品工場などの床面や釜下などに適しています。
(釜下は「防滑仕上げ厚み約7mm」で施工)。

耐衝撃性

重量物が落下しても割れやはがれが起こりにくく衛生的な床面を形成します。

高い耐荷重性

圧縮強さが大きく重量のかかる場所に適しています。

速硬性

強度や接着性の発現が速く、施工後翌日(16時間後)には作業(軽歩行等)が可能です。

少ない工程数

改修がスムーズに行えます。
(防滑仕上げ、薄膜防滑仕上げは1工程、平滑仕上げ、薄膜平滑仕上げは2工程)。

耐摩耗性

リフトなど重車両の走行にも耐久性のある床面を形成します。

耐薬品性

酸・アルカリ・溶剤などに耐える床面を形成します。

高い付着力

コンクリート及びモルタル下地に対して、付着力の高い、耐久性に優れた仕上りになります。

耐汚染性(艶有)

主剤と硬化剤に「艶有」の樹脂を選択する事で耐汚染性に優れた床面を形成できます。
(汚染の度合いは使用頻度によります。)あ

酸素指数

酸素指数が26以上で難燃性です。

抗菌性

大腸菌・黄色ブドウ球菌・MRSAに対する耐性(抗菌性)を兼ね備えたレジモルハードUW抗菌仕様もございます。

ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆

日本塗料工業会の認定を受けています。
日塗工登録番号:
D01087(防滑仕上げ)
D01088(平滑仕上げ)
D01221(薄膜防滑仕上げ)
D01259(薄膜平滑仕上げ)
D01260(立面仕上げ)
D01261(トップコート)

食品衛生法
食品衛生法・食品、添加物等の規格基準、個別に規格された以外の合成樹脂製の容器又は容器包装(平成18年厚生労働省告示第201号)の試験に合格しています。

▲食品衛生法 合格証明書
(平成18年厚生労働省告示第201号)
防かび性

防かび仕様もございます。ご相談ください。

各種仕様

ユカクリートレジモルハードUW 艶有・艶消 共通の工法となります。

工法(仕様)

工程図 標準
厚み
(mm)
目安
となる
耐熱
温度
目地
切り
工程
使用床
レジモル
ハードUW
モルタル工法
防滑仕上げ
約7 130℃

釜下
1 釜下(沸騰水が
直接床に落下)
防滑性を要する
厨房、食堂、
給食センター、
食品加工工場、
食品製造工場
など
レジモル
ハードUW
モルタル工法
薄膜防滑
仕上げ
約3 90℃

釜下
×
1 沸騰水が直接落
下はしないが、
温熱水が流れ、
かつ防滑性を
要する
厨房、食堂、
給食センター、
食品加工工場、
食品製造工場
など
レジモル
ハードUW
モルタル工法
平滑仕上げ
※汚染防止
は艶有
約4 90℃

釜下
×
2 より物性強度を
必要とする床
車両やフォーク
リフト等が通過
一般的な工場、
一般的な倉庫、
整備工場、
化学薬品工場
機械組立工場、
精密工場、
食品加工工場、
食品製造工場
など
レジモル
ハードUW
モルタル工法
薄膜平滑
仕上げ
艶有のみ
約2 60℃

釜下
×
2 一般的な工場、
一般的な倉庫、
整備工場、
化学薬品工場
機械組立工場、
精密工場、
食品加工工場、
食品製造工場
など
レジモル
ハードUW
モルタル工法
立面仕上げ
約3
~6
80℃

釜下
×
4 巾木
熱水が流れる
側溝
※側溝の狭い幅の
床面については、
立面仕上げでの
施工も可能です。

ユカクリートレジモルハードUWの標準膜厚及び、最小・最大膜厚

標準膜厚 施工可能 最小膜厚 施工可能 最大膜厚
膜厚 塗布量 膜厚 塗布量 膜厚 塗布量
防滑仕上げ 約7mm 14kg/㎡ 約6mm 12kg/㎡ 約9mm 18kg/㎡
薄膜防滑仕上げ 約3mm 7.35kg/㎡ 標準膜厚と
同じ
標準膜厚と
同じ
約5mm 12.25kg/㎡
平滑仕上げ 約4mm
(2工程合計)
7.0kg/㎡
(上塗工程)
約3mm
(2工程合計)
5.5kg/㎡
(上塗工程)
標準膜厚と
同じ
標準膜厚と
同じ
薄膜平滑仕上げ 約2mm
(2工程合計)
3.0kg/㎡
(上塗工程)
標準膜厚と
同じ
標準膜厚と
同じ
標準膜厚と
同じ
標準膜厚と
同じ
立面仕上げ 約3mm
(4工程合計)
6.0kg/㎡
(立面レジモル工程)
標準膜厚と
同じ
標準膜厚と
同じ
約6mm
(4工程合計)
12.0kg/㎡
(立面レジモル工程)

光沢

※「光沢」の値は、実測値であり、保証値ではございません。
試験結果 目視 試験方法
レジモルハードUW 艶有
平滑仕上げ 厚み約4mm
90 艶有
(蛍光灯が映る)
60度グロス
レジモルハードUW 艶有
薄膜平滑仕上げ 厚み約2mm
90 艶有
(蛍光灯が映る)
60度グロス
レジモルハードUW 艶消
平滑仕上げ 厚み約4mm
1.2 艶消
(蛍光灯が全く映らない)
60度グロス

物性試験

ユカクリートレジモルハードUW 艶有

※「物性試験」の値は、実測値であり、保証値ではございません。
試験項目 試験結果 試験方法
防滑仕上げ
厚み約7mm
薄膜防滑仕上げ
厚み約3mm
平滑仕上げ
厚み約4mm
薄膜平滑仕上げ
厚み約2mm
硬度
(ショア―D)
82 82 82 79 JIS K 7215
耐摩耗性
(mg)
90 65 66 50 CS-17、9.8N、
1,000回転
圧縮強さ
(MPa)
42 41 41 25 JIS K 6911
曲げ強さ
(MPa)
13 13 13 12 JIS K 6911
耐衝撃性
(落球衝撃)
100回
異常なし
100回
異常なし
100回
異常なし
10回
異常なし
1kg・1m
酸素指数 46 46 32 32 社内試験
付着強さ
(MPa)
2.1
(基材凝集破壊)
2.1
(基材凝集破壊)
2.0
(基材凝集破壊)
2.0
(基材凝集破壊)
建研式引張試験
耐水性 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 水道水浸漬 1ヵ月
ホルムアルデヒド
放散等級
F☆☆☆☆ F☆☆☆☆ F☆☆☆☆ F☆☆☆☆ JIS K 5601-4-1
デシケーター法
耐熱温度
(目安)
130℃ 90℃ 90℃ 60℃
釜下への施工
(ヒートショック
対応)
× × ×
滑り抵抗
BPN値(湿潤面)
63 54 19 22 ポータブル
スキッドテスター

ユカクリートレジモルハードUW 艶消

※「物性試験」の値は、実測値であり、保証値ではございません。
試験項目 試験結果 試験方法
防滑仕上げ
厚み約7mm
薄膜防滑仕上げ
厚み約3mm
平滑仕上げ
厚み約4mm
硬度
(ショア―D)
81 81 81 JIS K 7215
耐摩耗性
(mg)
80 70 60 CS-17、9.8N、
1,000回転
圧縮強さ
(MPa)
40 40 42 JIS K 6911
曲げ強さ
(MPa)
13 13 14 JIS K 6911
耐衝撃性
(落球衝撃)
100回
異常なし
100回
異常なし
100回
異常なし
1kg・1m
酸素指数 46 46 32 社内試験
付着強さ
(MPa)
2.1
(基材凝集破壊)
2.1
(基材凝集破壊)
2.0
(基材凝集破壊)
建研式引張試験
耐水性 異常なし 異常なし 異常なし 水道水浸漬 1ヵ月
ホルムアルデヒド
放散等級
F☆☆☆☆ F☆☆☆☆ F☆☆☆☆ JIS K 5601-4-1
デシケーター法
耐熱温度
(目安)
130℃ 90℃ 90℃
釜下への施工
(ヒートショック
対応)
× ×
滑り抵抗
BPN値(湿潤面)
70 55 19 ポータブル
スキッドテスター

耐汚染性(レジモルハードUW 艶有 平滑仕上げ)

カーボン5%溶液 スポット試験 72時間 タイヤ片 100往復 ラビング(社内試験)

72時間
スポット試験後

拭き取り後
(簡単に除去)

タイヤ片
ラビング試験後

拭き取り後
(簡単に除去)


ラビングテスターによるラビング試験

耐摩耗性(キャスター試験)

【キャスター条件】
①材質;NBR(ニトロブタジエンゴム)
②形状;車輪径75mm 車輪幅23mm
③接触面積;約3c㎡
④荷重;120kg
⑤回転速度;15rpm

【試験板】
タイル#70(厚膜エポキシ塗床材) ペースト工法 平滑 約2mm厚
硬質ウレタン塗床材 ペースト工法 平滑 約2mm厚
レジモルハードUW モルタル工法 平滑仕上げ 約4mm厚

摩耗減り具合(深さ)

抗菌性(抗菌仕様)

【JIS Z 2801(2010) 抗菌加工製品ー抗菌性試験方法・抗菌効果による抗菌力試験】
※JIS Z 2801-2010 「抗菌効果」:この規格の試験方法によって得られる抗菌活性値が「2.0」以上のとき、抗菌加工製品は抗菌効果があるものと判断します。

大腸菌 黄色ブドウ球菌 MRSA
試験前
試験後
抗菌活性値:2.0以上
抗菌効果あり
抗菌活性値:2.0以上
抗菌効果あり
抗菌活性値相当:2.0以上
抗菌効果あり

【試験結果報告書】
試験機関:一般財団法人 日本食品分析センター

耐衝撃性

落球衝撃試験 1kg鉄球・1m落下 落球衝撃試験後の塗面
※試験結果は実測値であり、保証値ではありません。
試験結果 レジモルハードUW
防滑仕上げ
厚み約7mm
レジモルハードUW
平滑仕上げ
厚み約4mm
レジモルハードUW
薄膜平滑仕上げ
厚み約2mm
(参考)
厚膜2液型
エポキシ樹脂塗り床
厚み約2mm
落球
回数
100回
割れ・浮き・剥離なし
100回
割れ・浮き・剥離なし
10回
割れ・浮き・剥離なし
3回
割れ・浮き・剥離発生

耐薬品性

【試験方法:48時間スポット試験】
◎:塗膜の外観に変化が無く、使用に適する。
○:塗膜に僅かな光沢低下や、変色が見られるが、殆ど問題にならないレベルであり、一般的には使用可能である。
△:塗膜に明らかな光沢の低下や、変色が見られるが、耐久性の低下は僅かである。限定された用途では使用に耐える。
×:塗膜に溶解、膨潤、剥離等の異常が見られる。又は甚だしい変色や光沢低下があり、使用に適さない。
系統 薬品の種類 濃度% 評価
塩酸 10
20 ×
36 ×
硫酸 5
10
20
30
硝酸 5
10
20 ×
りん酸 10 ×
20 ×
30 ×
酢酸 5
10
20 ×
乳酸 5
10
20
クエン酸 10
20
オレイン酸 飽和
アルカリ 水酸化ナトリウム 10
20
36
水酸化カリウム 10
20
水酸化カルシウム 飽和
アンモニア 10
20
炭酸バリウム 飽和
塩化カルシウム 飽和
塩化マグネシウム 飽和
炭酸ナトリウム 飽和
溶剤 メタノール
エタノール
IPA
フェノール(10%含水)
トルエン
キシレン
アセトン
MEK
酢酸エチル
四塩化炭素
消毒液 クレゾール石鹸 5
次亜塩素酸ソーダ 20
塩化ベニサルコウム 1
グルコン酸クロルヘキシジンエタノール液 2
過酸化水素 30
過マンガン酸カリウム 1
ホルマリン 37
ヨードチンキ
石油 ガソリン
灯油
機械油(3号)
ひまし油

耐熱性

(1)塗膜の耐熱温度(熱軟化温度)について

ユカクリートレジモルハードUWの各仕上げにおける塗膜の耐熱温度(熱軟化温度、ビカット軟化点)は以下のとおりです。
塗膜が軟化する温度の目安です

※試験結果は実測値であり、保証値ではありません。
耐熱温度
(熱軟化温度、ビカット軟化点)
レジモルハードUW
艶有
レジモルハードUW
艶消
防滑仕上げ 220℃ 210℃
平滑仕上げ 170℃ 170℃
薄膜防滑仕上げ 210℃ 210℃
薄膜平滑仕上げ 170℃ 180℃

【試験方法】
ビカット軟化点測定
試験片をシリコーン油中に浸漬し、10Nの荷重をかけ、250℃になるまで、昇温します。試験片への最大浸入(針入)量が1mmに達した際の温度をビカット軟化点(℃)とします。

(2)温冷繰り返し(ヒートショック)について

床コンクリートと一体化した塗り床の塗膜に継続的に熱水、冷水がかかると、コンクリートの膨張率と、塗り床の塗膜の膨張率の差により、塗膜の剥離が生じることがあります(塗膜自体の耐熱温度自体と、温冷繰り返し(ヒートショック)の剥離に対する耐性についての直接的な相関性は、ありません)。


▲熱衝撃試験機(温冷ヒートショック試験)

継続する温冷繰り返しでの耐熱温度
(あくまでも目安です)
レジモルハードUW
艶有
レジモルハードUW
艶消
目安の温度 釜下の施工 目安の温度 釜下の施工
防滑仕上げ(6mm厚、7mm厚) 130℃ 130℃
平滑仕上げ 90℃ × 90℃ ×
薄膜防滑仕上げ 90℃ × 90℃ ×
薄膜平滑仕上げ 60℃ × (設定していません)

温冷繰り返しサイクル試験結果

試験項目 試験結果 試験方法
防滑仕上げ 厚み約7mm
温冷繰り返し試験(1) 50サイクル
異常なし
沸騰水1時間 ⇔ 常温水(20℃) 1時間
(日本塗り床工業会NNK-011)
温冷繰り返し試験(2) 1000サイクル
異常なし
90℃熱水噴射 ⇔ 常温水(20℃)噴射

極低温(-30℃)での付着性・耐衝撃性

室温養生1週間の後、-30℃で2週間養生(恒温恒湿器内にて)。

※中心部はこすれて白くなっていますが、使用上特に問題はありません。
落球衝撃試験後の試験板 ▷
防滑仕上げ
厚み約7mm
平滑仕上げ
厚み約4mm
落球衝撃試験
(1kg・1m)
100回
割れ・浮き・剥離なし
(落球した中心部分は白くなった)
100回
割れ・浮き・剥離なし
(落球した中心部分は白くなった)
付着性 1.5N/m㎡以上
(基材の凝集破壊)
1.5N/m㎡以上
(基材の凝集破壊)

※色見本は印刷のため色調と風合いが若干異なります。また、立面仕上げは近似色となります。 ※レジモルハードUWは紫外線にあたる場所では黄変します(特にグレーの黄変が目立ちますので、ご注意下さい)。
※ライトグリーン、ライトグレーは完全受注生産となります。納期がかかる場合がございます。
※レッド、イエロー、グレー、ライトグリーン、ライトグレーは「防滑仕上げ」以外の「薄膜防滑仕上げ」、「平滑仕上げ」、「薄膜平滑仕上げ」のいずれにも対応可能です。
※「立面仕上げ」も6色ございます。仕上がり感は平滑仕上げに近い仕上がりとなります。
※着色骨材は20kg×25袋=500kg以上の受注生産となります。
※平滑仕上げ(艶有)および薄膜平滑工法(艶有)において、硬化後の塗膜表面に艶を発現させる成分、タイヤマークやリフトマークが付きにくくさせる成分が浮き出る仕上りになる場合があります。その成分は人体に対して影響を与えるものではない上に、通常の歩行開始後や、清掃も含め、数日後には消去します。もし、早い時期でその成分を除去したい場合は、塗膜硬化した後に中性洗剤等で水洗いすることで除去できます。
※見本となる塗板は、硬化収縮による反り返りの点から、受注生産となります。塗板準備の為の十分な時間の確保をお願いします。
また、見本の塗板と現場での仕上がりが環境等の違いにより、若干異なる場合がございます。ご了承ください。
防滑仕上げ
厚み約7mm
薄膜防滑仕上げ
厚み約3mm
平滑仕上げ
厚み約4mm
薄膜平滑仕上げ
厚み約2mm
防滑仕上げ
厚み約7mm
防滑仕上げ
厚み約7mm
防滑仕上げ
厚み約7mm
防滑仕上げ
厚み約7mm
防滑仕上げ
厚み約7mm

グリーン

グリーン

グリーン

グリーン

イエロー

レッド

グレー

ライト
グリーン

ライト
グレー

レジモルハードUW(艶有・艶消)配合比と荷姿

※必ず「主剤」と「硬化剤」は「艶有」・「艶消」をお選び下さい。

※「立面仕上げ」を施工する際に使用するトップコートとして、「ユカクリートレジモルハードUWトップコート(艶有・艶消) 3kg/セット」がございます。
※主剤(艶有)2kgと硬化剤(艶有)2kgは、生産準備に時間を要する場合があります。
荷姿 消防法 配合比(1バッチ当たりの混合量)
防滑
仕上げ
薄膜防滑
仕上げ
平滑
仕上げ
薄膜平滑
仕上げ
タック
コート
立面
主剤
(艶有・艶消)
4kg・
2kg
非危険物 2kg 2kg 4kg 4kg 2kg 2kg
硬化剤
(艶有・艶消)
4kg・
2kg
第4類
第4石油類
2kg 2kg 4kg 4kg 2kg 2kg
専用骨材
(防滑用)
20kg 非危険物 20kg
専用骨材
(薄膜防滑用)
17kg 非危険物 17kg
専用骨材
(平滑用)
20kg 非危険物 20kg
専用骨材
(薄膜平滑用)
12kg 非危険物 12kg
専用骨材
(タックコート用)
3kg 非危険物 3kg
専用骨材
(立面用)
20kg 非危険物 20kg
硬化促進剤 400g 非危険物 必要量 必要量 必要量
主剤:硬化剤:専用骨材の配合比(質量比) 1:1:10 2:2:17 1:1:5 1:1:3 2:2:3 1:1:10

主剤・硬化剤2kg(艶消)が環境にやさしい、落下にも強い「パウチ容器」になりました。
(それ以外は缶のままです)


主剤・硬化剤2kg(艶消)の荷姿

主剤・硬化剤4kg(艶有・艶消)の荷姿
(写真は艶有)

専用骨材
防滑用20kg

専用骨材
薄膜防滑用17kg

専用骨材
平滑用20kg

専用骨材
薄膜平滑用12kg

専用骨材
タックコート用3kg

専用骨材
立面用20kg

塗装工程

■モルタル工法 防滑仕上げ 厚み約7mm 新設コンクリート及びモルタルの場合
艶有 艶消 共通

●配合比は主剤:硬化剤:専用骨材(防滑用)=1:1:10です。
●防滑性を更に向上させる場合は、上塗(モルタル)の金コテ押えの直後に、マスチックローラーで軽く樹脂を浮かせるように空ローラーを転がした後に、アルミナ骨材#24を散布し、マスチックローラーで空ローラー押えを行い、均一にならして下さい。
防滑を「軽く」発現向上させる場合:50~100g/㎡ 防滑を「しっかり」発現向上させる場合:200~300g/㎡
工程 品名 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗装
方法
塗装間隔
(23℃)
1 下地 1. 下地モルタル及びコンクリートは金ゴテ仕上げで、十分強度のあるものとします。
2. 通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。
2 下地
処理
1. 含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後)
開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。
また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。
2. 必ず全面をサンドペーパーがけ(P24~P40)により目荒らしを行い、汚染物やレイタンス
などを除去します。
(下地がち密である場合は水平回転式研磨機等」で目荒しします。)
3. 油脂、グリース、タールなどはシンナーか洗剤で除去します。
4. 必要に応じてクラック、穴などを補修します。
3 目地
切り
1. 硬化収縮によるはがれを防ぐために、目地切りを行って下さい。
2. 平面部は5m間隔を目安に、幅10mm×深さ5~10mmの目地を入れて下さい。
3. 壁際や柱周り、パイプ周りなども同様に欠き込みを入れて下さい。
4 墨出し 上塗の1バッチ(主剤2kg+硬化剤2kg+専用骨材 防滑用20kg)の施工面積分を墨出しなどで、
区分けします。
5 上塗
(モルタル)
ユカクリート
レジモルハードUW
主剤
(艶有か艶消を選択)
1 1.17 合計
14.0
コテ

軽歩行時間
16時間以上
(20℃)

ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤
(艶有か艶消を選択)
1.17
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
防滑用
11.66
6 マスチック
ローラー
(必要に応じて)
上塗をコテで塗り広げた直後に、マスチックローラーで空ローラー押えを行い、
均一にならして下さい。
マスチックローラー工程がない仕上がりと比較して、若干、樹脂が浮いた仕上り
になります。

■モルタル工法 薄膜防滑仕上げ 厚み約3mm 新設コンクリート及びモルタルの場合
艶有 艶消 共通

●配合比は主剤:硬化剤:専用骨材(防滑用)=2:2:17です。
●防滑性を更に向上させる場合は、上塗(モルタル)の金コテ押えの直後に、マスチックローラーで軽く樹脂を浮かせるように空ローラーを転がした後に、アルミナ骨材#24を散布し、マスチックローラーで空ローラー押えを行い、均一にならして下さい。
防滑を「軽く」発現向上させる場合:50~100g/㎡ 防滑を「しっかり」発現向上させる場合:200~300g/㎡
工程 品名 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗装
方法
塗装間隔
(23℃)
1 下地 【防滑仕上げ 厚み7mmと同じです。】
2 下地
処理
3 目地
切り
4 墨出し 上塗の1バッチ(主剤2kg+硬化剤2kg+専用骨材 薄膜防滑用17kg)の施工面積分を
墨出しなどで、区分けします。
5 上塗
(モルタル)
ユカクリート
レジモルハードUW
主剤
(艶有か艶消を選択)
1 0.70 合計
7.35
コテ

軽歩行時間
16時間以上
(20℃)

ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤
(艶有か艶消を選択)
0.70
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
薄膜防滑用
5.95
6 マスチック
ローラー
(必要に応じて)
上塗をコテで塗り広げた直後に、マスチックローラーで空ローラー押えを行い、
均一にならして下さい。
マスチックローラー工程がない仕上がりと比較して、若干、樹脂が浮いた仕上り
になります。

■モルタル工法 平滑仕上げ 厚み約4mm 新設コンクリート及びモルタルの場合
艶有 艶消 共通

●配合比は主剤:硬化剤:専用骨材(平滑用)=1:1:5です。
●平滑仕上げの膜厚は2回塗りの合計で約3mm厚以上必要です。膜厚を調整する場合、上塗の塗付量は必ず5.5kg/㎡以上となるようにして下さい。
工程 品名 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗装
方法
塗装間隔
(23℃)
1 下地 【防滑仕上げ 厚み7mmと同じです。】
2 下地
処理
3 目地
切り
4 墨出し 下塗の1バッチ(主剤4kg+硬化剤4kg+専用骨材 平滑用20kg)の施工面積分を
墨出しなどで、区分けします。
5 下塗 ユカクリート
レジモルハードUW
主剤
(艶有か艶消を選択)
1 0.43 合計
3.00
コテ 16時間以上
7日以内
ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤
(艶有か艶消を選択)
0.43
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
平滑用
2.14
6 墨出し 上塗(モルタル)の1バッチ(主剤4kg+硬化剤4kg+専用骨材 平滑用20kg)の施工面積分を
墨出しなどで、区分けします。
7 上塗
(モルタル)
ユカクリート
レジモルハードUW
主剤
(艶有か艶消を選択)
1 1.00 合計
7.00
コテ

軽歩行時間
16時間以上
(20℃)

ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤
(艶有か艶消を選択)
1.00
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
平滑用
5.00
8 スパイク
ローラー
(必要に応じて)
上塗をコテで塗り広げた直後に、スパイクローラーでローラー通しを行い、
均一にならして下さい。塗継ぎや下地からのピンホールが目立つ場合に
効果があります。
(タイミングが遅れるとローラー目が残る場合がありますので注意が必要です)

■モルタル工法 薄膜平滑仕上げ 厚み約2mm 新設コンクリート及びモルタルの場合
艶有 のみ

●配合比は主剤:硬化剤:専用骨材(防滑用)=1:1:3です。
工程 品名 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗装
方法
塗装間隔
(23℃)
1 下地 【防滑仕上げ 厚み7mmと同じです。】
2 下地
処理
3 目地
切り
4 墨出し 下塗の1バッチ(主剤4kg+硬化剤4kg+専用骨材 薄膜平滑用12kg)の施工面積分を
墨出しなどで、区分けします。
5 下塗 ユカクリート
レジモルハードUW
主剤 艶有
1 0.20 合計
1.00
コテ 16時間以上
7日以内
ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤 艶有
0.20
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
薄膜平滑用
0.60
6 墨出し 上塗(モルタル)の1バッチ(主剤4kg+硬化剤4kg+専用骨材 薄膜平滑用12kg)の施工面積分を
墨出しなどで、区分けします。
7 上塗
(モルタル)
ユカクリート
レジモルハードUW
主剤 艶有
1 0.60 合計
3.00
コテ

軽歩行時間
16時間以上
(20℃)

ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤 艶有
0.60
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
薄膜平滑用
1.80

■モルタル工法 立面仕上げ 厚み約3mm 新設コンクリート及びモルタルの場合
艶有 艶消 はトップコートで選択

●「タックコート」の配合比は、UW主剤:UW硬化剤:UW専用骨材(タックコート用)=2:2:3です。
●「立面レジモル」の配合比は、UW主剤:UW硬化剤:UW専用骨材(立面樹脂モル用)=1:1:10です。
●「トップコート」の配合比は、レジモルハードUWトップコート 主剤:レジモルハードUWトップコート  硬化剤=5:1です。
●厚み約6mmの仕様書が必要な場合はご相談下さい。
●立面仕上げで使用するレジモルハードUWの主剤と硬化剤は、作業性と仕上がりの点から、「艶消」を選択して下さい。
工程 品名 希釈
(%)
塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗装
方法
塗装間隔
(23℃)
1 下地 【防滑仕上げ 厚み7mmと同じです。】
2 下地
処理
3 目地
切り
【目地切りが可能な下地であるかを充分に確認します。】
硬化収縮による剥離を防ぐために、目地切りを行います。
4 タック
コート
ユカクリート
レジモルハードUW
主剤(艶消を選択)
1 0.0085 合計
0.03kg/m
注意
㎡あたり
でなく、
100mm高
巾木1m分
はけ
ローラー
1時間以内
ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤(艶消を選択)
0.0085
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
タックコート用
0.0013
5 Rの形成

R30の
場合
長さ1m
R形成が不要な
場合は
必要なし

【Rの形成】
1. バックアップ材などで床面と巾木を区分けする場所を定めます。
2. 主剤:硬化剤:専用骨材(立面レジモル用)=1:1:10(質量比)で
混合したものをRコテ、ヘラ等で塗りつけしてください。
コテ
ヘラ
直後
ユカクリート
レジモルハードUW
主剤(艶消を選択)
1 0.10 合計
1.20kg/m
注意
㎡あたり
でなく、
R30での
長さ1m分
コテ
ヘラ
ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤(艶消を選択)
0.10
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
立面用
1.00
6 立面
レジモル
 
長さ1m
×
高さ
100mm
ユカクリート
レジモルハードUW
主剤(艶消を選択)
1 0.05 合計
0.60kg/m
注意
㎡あたり
でなく、
100mm高
巾木1m分
コテ
ヘラ
3時間以上
7日以内
ユカクリート
レジモルハードUW
硬化剤(艶消を選択)
0.05
ユカクリート
レジモルハードUW
専用骨材
立面用
0.50
7 トップ
コート
ユカクリート
レジモルハードUW
トップコート
(主剤:硬化剤=5:1)
艶有か艶消を選択
清水
10~
20
1~2
推奨は
2回塗
0.013~
0.016kg/m・回
注意
㎡あたり
でなく、
100mm高
巾木1m分
ハケ
ローラー
2時間以上
7日以内
軽歩行時間
16時間以上
(20℃)

■不陸調整材 デンカ ハイプレタスコンTYPE-Ⅱ

●詳しくは製品説明書をよくお読み下さい。
●ハイプレタスコンTYPE-Ⅱにおいて、10mm以下の厚みでの施工は絶対に避けて下さい。(強度が極端に低下し、ひび割れ等の原因となります。)
工程 品名 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗装
方法
塗装間隔
(23℃)
1 下地 【防滑仕上げ 厚み7mmと同じです。】
2 下地処理
3 目地切り 不要です。
4 不陸修正 デンカ ハイプレタスコンTYPE-Ⅱ 1 19.8 合計
22.6~22.8
(10mm厚)
コテ 3時間以上
2.8~3.0
5 目地切り 1. 硬化収縮によるはがれを防ぐために、必ず目地切りを行ってください。
2. 平面部は5mm間隔を目安に、幅10mm×深さ5~10mmの目地を入れてください。
3. 壁際や柱周り、パイプ周りなども同様に欠き込みを入れてください。
6 墨出し 各仕様においての1バッチ(主剤+硬化剤+専用骨材)の施工面積分を墨出しなどで、区分けします。
7 UW施工 各仕様に基づいて、レジモルハードUWを流しのべします。

 硬化促進剤の注意(各仕様共通) 

  • レジモルハードUWの施工の際には、気温に応じた規定量のレジモルハードUW硬化促進剤を、先に主剤(艶有・艶消を選択)に添加して撹拌して下さい。その後、硬化剤(艶有・艶消を選択)を入れて再撹拌して下さい。
  • 「主剤」⇒「硬化促進剤」⇒「硬化剤」⇒「攪拌」としたり、「主剤」⇒「硬化剤」⇒「硬化促進剤」⇒「攪拌」といった、硬化剤と硬化促進剤の直接の接触は絶対に行わないで下さい。作業性、仕上がり等に大きく影響します。

硬化時間と可使時間(硬化促進剤の主剤に対しての添加量)
「硬化時間16時間の場合」

注意
1. 材料温度は必ず25℃以下となるよう日陰の場所に保存するようにして下さい。材料温度が高いと可使時間が短くなる上に、ふくれの原因になります。
2. 施工する床の表面温度が30℃以上では仕上がりに影響が出たりふくれが生じる恐れがあります。炎天下での施工は避けて下さい。
3. 硬化促進剤は必ず先に主剤に添加し、予めよく撹拌した後、硬化剤を入れて下さい。硬化剤と硬化促進剤が直接触れた状態で攪拌し、施工してしまうと、可使時間が著しく短くなります。
4. 気温5℃以下や、相対温度80%以上での施工は避けて下さい。
※艶有と艶消で添加量が異なります。 5℃ 10℃ 15℃ 20℃ 25℃ 30℃
レジモルハードUW
艶有
レジモルハードUW
硬化促進剤
添加量(%) 2.0 1.5 1.0 0.5
可使時間(分) 17 18 18 18 15 13
主剤2kgに対して(g) 40 30 20 10
主剤4kgに対して(g) 80 60 40 20
レジモルハードUW
艶消
添加量(%) 4.0 3.0 2.0 1.0 0.5
可使時間(分) 15 14 13 12 12 12
主剤2kgに対して(g) 80 60 40 20 10
主剤4kgに対して(g) 160 120 80 40 20