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つるつる滑るフローリングは、一見きれいで清潔に見えても、実は大きな事故の原因になることがあります。
高齢者や子ども、ペットがいる家庭では特に注意が必要です。
本記事では、フローリングが滑る原因とその対策方法、そして日常でできる予防策までを詳しく解説します。
フローリングがつるつる滑るとどうなる?
フローリングが滑る状態のままだと、日常の中で様々なトラブルが起きやすくなります。
実際に起きやすいリスクには、以下のようなものがあります。
主なリスクとその具体例
-
転倒によるケガ
高齢者が滑って骨折、子どもが頭を打つなど、深刻な事故につながります。 -
ペットの足腰への負担
滑る床は犬や猫の関節に悪影響。特に小型犬やシニアペットには要注意。 -
家事の効率低下
キッチンで滑ると、物を落としたり調理中に転びそうになる危険があります。 -
暮らしのストレス増加
毎日「気をつけて歩く」ことがストレスになるほか、掃除の頻度も増えます。
【原因別】フローリングが滑る理由とその背景を理解しよう
フローリングが滑るのには必ず理由があります。
以下に主な原因と、それぞれがどのように滑りやすさにつながるかをまとめた表を見てみましょう。
フローリングが滑る主な原因と背景
原因 | なぜ滑るのか | 向いている対策 |
---|---|---|
ワックスの劣化 | 古くなったワックスは膜が不均一になり、滑りやすい表面になる | 古いワックスの剥離と再ワックス |
油汚れ | キッチン周辺に多く、ベタついた汚れが足と床の摩擦を弱くする | 中性洗剤での定期清掃 |
室内の湿度 | 湿度が高いと床材が湿り、表面が滑りやすくなる | 換気や除湿機による湿度管理 |
シリコンスプレー | 家具や窓の潤滑剤が床に落ちると、フッ素膜ができてツルツルに | 水拭きやアルカリ電解水で除去 |
スリッパの素材 | ツルツル素材のスリッパは摩擦が少なく滑りやすい | ゴム底や滑り止め付きのスリッパ |
【対処法①】滑るフローリングを元に戻す!原因別の安全な処置方法
フローリングが滑るときは、まず原因を突き止め、それに合った方法で対処することが大切です。
以下では、代表的なケースに応じた具体的な手順を紹介します。
古いワックスが原因の場合は「剥離+再ワックス」
-
市販のワックス剥離剤を使って、古い層をきれいに取り除く
-
水拭きで中和・乾燥させたあと、滑りにくいタイプのワックス(ノンスリップワックス)を再塗布
📝補足:光沢ワックスは美観重視で滑りやすいことがあるため、「滑り止め効果付き」の製品を選ぶと安心です。
油汚れが原因の場合は「中性洗剤で清掃」
-
台所用中性洗剤を水で薄めた雑巾やモップでこまめに拭く
-
週1回など定期的に行うことで油膜の蓄積を防げます
📝補足:特にキッチン・ダイニングでは、見た目に気づきにくい油汚れが蓄積しやすいので注意しましょう。
湿度が原因の場合は「換気と除湿の習慣化」
-
湿度計を置いて40〜60%の範囲内に保つ
-
梅雨時は除湿機やエアコンの除湿運転を使う
-
家具の裏に湿気がこもることもあるため、時々動かして風通しを
📝補足:特に無垢フローリングは湿度の影響を受けやすく、含水率が上がると滑りやすくなります。
シリコンスプレーが原因の場合は「拭き取り+成分除去」
-
軽い付着なら水拭き、落ちない場合はアルカリ電解水やアルコールで除去
-
シリコンスプレーは滑り止めと真逆の効果なので、床に使わないように注意
📝補足:滑るだけでなく、ワックスとの相性が悪く、はじいてしまう原因にもなります。
【対処法②】滑らないように普段からできる対策まとめ
原因を取り除いた後でも、再発しないように予防することが大切です。以下に日常でできる予防策を紹介します。
家庭でできるフローリング滑り対策
-
キッチンマットやフロアマットの設置
油はね・水はねを直接防げて、掃除もラクになります。 -
ゴム底スリッパや滑り止め付きスリッパの使用
スリッパ自体が原因のケースもあるので、素材を確認しましょう。 -
ペット用の滑り止めマットの活用
特に足腰に不安がある犬・猫にはおすすめです。 -
滑り止めワックスの定期使用
小さな子どもがいる家庭では3〜6ヶ月ごとのメンテナンスがおすすめ。 -
家具用スプレーの使用時に新聞紙などを敷く
シリコンスプレーなどが床に付着するのを防げます。
【よくある質問】「滑り止めマット」「ワックス選び」の注意点とは?
Q. 市販の滑り止めマットはどれでも使える?
A. 床材によっては滑り止めマットの裏地の素材が床を変色させることがあります。
無垢材やコーティング系のフローリングでは、裏面にゴムが使われていない製品を選ぶと安心です。
Q. ワックスはどれを選べば滑らなくなる?
A. 市販品の中には「滑りにくいワックス」「ノンスリップワックス」と表示されているものがあります。
これらは微細なザラつきを残すことで摩擦を高め、滑りにくくする効果があります。
【まとめ】フローリングが滑る原因を知れば、安全対策はすぐに始められる!
フローリングの滑りは、見た目の清潔さだけではわからない「隠れた危険」です。
日常的な掃除や湿度管理、適切なワックス選びなど、少しの手間で大きな事故を防げます。
特に、高齢のご家族や小さな子ども、ペットがいる家庭では、すぐにでも対策を講じたいところ。
今回紹介した原因別対策と予防策を実践して、安全で快適な床環境を整えていきましょう。