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ペット用フローリング張替え工事の知識!掛かる日数と施工工程とは?

ペット用フローリング張替え工事の知識!掛かる日数と施工工程とは?

みなさんこんにちは
床滑り止め.comの天野です。

ペットに適した床材は、人の心地よさとは違います。

人が快適に歩けるフローリングだとしても、🔗ペットには滑りやすくケガの恐れがあります。

同様に、人が下りやすい階段であっても、小型犬にとっては段が遠く無理な体勢で下りていくことになります。

もし、滑りやすいままで飼い続ければ、足腰への負担が日々蓄積されていくことになるでしょう。

この負担はやがて、慢性疲労や怪我へと繋がっていきます。

室内犬が増えペットとの共生がテーマになってから、床材の滑りに対して様々な対策グッズが販売されるようになったのですが、手間と扱いやすさを考えれば根本的な解決を求める方も少なくありません。

【参考 🔗フローリングのすべりを防ぐ!住みながら出来る愛犬のための対策商品7選

その一つにペット用フローリングへの張替えがあります。

ただ、検討段階では、リフォームを行うために掛かる日数と施工工程が気になるところでしょう。

また、住まいながらリフォームが出来るのか、出来ないのかも気になるところです。

そこで、本日は、ペット用フローリングへの張替に掛かる日数と施工工程をご紹介します。

【参考 🔗室内犬のためのすべり止めフローリング

ペット用フローリング張替えに掛かる日数

フローリング張替えに掛かる日数は、その大きさで異なります。

また、既存の床が絨毯なのか、フローリングなのかでも変わってきます。

他にも全てではありませんが、接着剤が強固に床とくっついて既存床の解体に時間を要するものもあります。

接着剤の密着が良ければ、剥ぐだけでも2日以上掛かる場合があります。

経験上で言えば、10現場あったとして、スムーズに張替えられる現場が7現場、必要以上の手間が掛かってしまう現場が3現場と言ったところです。

工期が4日も5日も変わってくるわけではありませんが、人工が必要になる分、リフォーム代は高くなります。

今まで、お話したように、一概に日数を限定できるものではありませんが、スムーズに張替えられる時の日数をお伝えします。

4畳半のフローリングの張替え 1日~2日
8畳のフローリング張替え 1日~3日
一般的なマンションの間取り全面張替え(50㎡程度) 3日~5日
ペット用フローリングに張替えるための費用

フローリング貼り工事は木床業者が専門としています。

あまり知られていませんが、専門職があるんです。

一般的に戸建住宅など大工さんによって手掛けられていますが、デザイン住宅やマンションやアパートを張る場合、専門職が担当することが多いです。

その方がスピードも早く仕上がりも安定するからです。

既存床の張り替えの場合、既存フローリングを剥がす手間、産廃処分費、剥がし後の下地調整費、新規フローリング貼りなど、解体手間と廃材費用、新たに使用する建材が必要です。

4畳半 8畳
ペット用フローリング張替え 100,000円~150,000円 140,000円~200,000円
畳からペット用フローリングへの張替え 150,000円~220,000円 210,000円~280,000円
ペット用フローリングリフォーム根太組工事の工程とは?

新築の場合には、まずは、下地を設置することから始まります。

ただし、リフォームの場合には、既存床(畳・CF・絨毯・フローリングなど)を剥がした後、下地に問題がない場合、ペット用フローリングを張っていくことになります。

もし、腐食やレベルが悪かった場合には、下地もリフォームの対象になります。

今、流行りのリノベーションでは、一度、ここまでスケルトンにして下地から新たに設置していくケースもあります。

新築では下地の完成になります。
リフォームでは既存床を剥がした後の状態です。

写真は、置床と言い、支持脚とパネルを組み合わせ高さを均一に調整する下地材です。

施工性に優れ、防音性能も高い床下地材です。
戸建て住宅の場合、下地が木床と合板で組まれていることが多いです。

次に下地に合板を敷きドリル釘と接着剤併用にて止めていきます。

隙間が無いように貼り付けます。

フローリング材を張っていきます。
基準墨を出した後、一枚正確に通し、貼り付けた後ペット用フローリングをノリ釘併用にて施工していきます。

役物周りは丁寧に切り込み整形します。

合板の上にウレタンボンドを均一にハケで塗り、専用のゴムハンマー、または木材とハンマーを使って1枚ずつ張っていきます。

施工完了です。

最後にハウスクリーニングを行い引き渡しになります。

ペット用フローリングリフォーム直貼り工事の工程とは?

ペット用直貼りフローリング貼りの工程になります。
直貼り材を販売しているメーカーは私が知っている限り1社で、大建工業のワンラブオトユカになります。

直貼りと言っても、新築時には、下地にコンパネを張っていくこともあります。
理由としては、いくつかありますが、コンクリートスラブのレベルのためや、根太用フローリングを使いたい時、またコンクリートの冷たさを直にフローリングに伝えないようにすることが目的となります。
コンクリートの冷たさは本当に冬場、きついんです。

リフォームの場合には、コンクリートに既存床の接着剤が残っていることが多いです。
きれいに取り除かなければ、フローリングの実が入らず上手く貼ることができません。
そのため、しっかりと下地の処理をします。
下地が完成したら、いよいよ直貼り材を貼っていきます。

下地の合板貼りの完成です。

直貼り用フローリングの接着剤を下地に万遍無く塗布していきます。

このボンドが仕上げ面に付かないように、そして接着剤が硬化しない間に貼りつけていかなければなりません。
ここが腕の見せ所です。

接着剤の上に貼られたフローリングは、その上に乗るだけで滑って動いてしまいます。

そのまま、固まってしまえば、貼った多くのフローリング使えなくなります。
わざわざ剥がしたうえ、ほとんどが産業廃棄物行きになります。

隙間なく、しっかりと貼っていかなければなりません。

現場では、打合せはしているものの、この注意点が伝わっておらず、他の職人さんが乗ってしまうことで大変な状況になることが時々ですがあります。

ゴムハンマーで、直貼り材を一枚一枚貼りつけていきます。
部屋全てを貼りつけて完成です。

ペット用フローリングはDIYで自分で貼れるの?

今まで、ペット用フローリングの貼り方や価格についてお伝えしてきましたが、コスト面を見て、やっぱり自分で貼りたいと思う方もいると思います。

ただ、決して安易に誰もが貼れるとは言えません。

今ではDIYも流行っていて、テレビを見れば誰もが出来るようなイメージを抱いてしまいます。

ただ冷静に考えてほしいのは、DIYに本格的に取り組んでいる人は、プロ並みの工具を購入しているということです。

良く見かけるビスを揉んだり、穴を開けたりする工具、インパクトドライバでさえ、本格的なものになれば3万円以上はします。


確かに技術の進歩から、様々な加工に対応できる工具が増えました。

今後、DIYに本気で取り組む気があるのなら購入しても問題は無いかもしれません。

フローリングを貼るための釘だけで見ても、かなづちの手打ちで一つひとつ丁寧に打ちこんでいた時代から、ホッチキスの針を大きくしたようなステープルという釘を打ち込む工具で止める時代へと変わっています。

手鋸で切断していた木材も、丸鋸やスライド鋸であっという間に狂いなく切断することができるようになっています。

もちろん訓練が必要なのですが。

様々な加工に対応できる工具はお世辞にも安いとは言えません。

そして、それなりに技術が必要なのです。

プロでさえ、時々カットに失敗して一枚の建材を使えなくすることだってあるんです。(もちろん、失敗したところ以外で使えるように考え工夫します)

もし、本当に簡単なのか真実を追求するのであれば、身近な建築業の方に聞いてみることも良いと思います。

結局のところ、根気とやる気がなければ難しいとお伝えするしかありません。

仕上げやスピードなどを重視するのであれば業者に依頼することが一番の近道です。

最後に

いかがだったでしょうか?
ペット用フローリングに掛かる費用や日数、工程までご理解いただけましたでしょうか?

基本的にペット用フローリングはペットにとって優しく、人にとっても優しく設計されています。

これからリフォームをお考えの方は検討してみてはいかがでしょうか

フローリング専門の老舗工事業者、株式会社霜鳥、創業46年からマンション・アパート・公共施設・体育施設・戸建て住宅など実績数も10,000件以上に上る。
代々木体育館・早稲田大学・法政大学など名だたる有名物件の施工。
木床工事を依頼するなら、技能士を持つ施工専門店がおすすめ。
施工地域は関東甲信越