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厚膜2液型エポキシ樹脂系舗装材『ユカクリートレジモル』
ユカクリートレジモルは、耐久性に優れたエポキシ樹脂に、特殊な硅砂を配合した高強度樹脂モルタルです。床面表層を強靱で高強度の樹脂モル層に作り変える舗装材です。
特長
- ホルムアルデヒドの放散量が少なく、日本塗装工業会の認定を受けています。
日塗工登録番号 D01199
ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆(規制対象外) - 耐摩耗性、耐衝撃性にすぐれています。
- 耐荷重性にすぐれていますので、フォークリフトのような、重量物が走行する所にも使用できます。
- 過度な防滑性がありますので、濡れていても滑りにくい床面となります。
- カラフルな色彩と、やわらかい光沢は、快適さをアップします。
- 欠損部の補修材として、また、表層が劣化したモルタルやコンクリートの表面改修材として大変有用です。
用途
- 屋内プールサイド、学校、倉庫
- モルタル・コンクリートプール内面塗装の機能性下地材
- 商店街、広場、駐車場
- 機械工場、車両工場、食品工場、精密機器工場
(工場床の場合、上塗りが必要です。)
〔注意〕エポキシ樹脂モルタルのため、屋外ではトップコート等が必要です。
標準塗装仕様
■モルタル工法標準仕上げ
●カラーサンド仕上げの場合(標準厚み 約4mm) | |||||
工程 | 品名 | 内容 | 塗付量 (kg/㎡) |
塗装間隔 (23℃) |
|
---|---|---|---|---|---|
1 | 下地 | 下地コンクリート及びモルタルは金ゴテ仕上げで、十分に強度のあるものとします。 通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。 |
|||
2 | 下地 処理 |
1. 含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後) 開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。 また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。 2. 必ず全面を、サンドペーパーがけ(P24~P40)により目荒らしを行い、汚染物やレイタンス などを取り除きます。 3. 油脂、グリース、タールなどはシンナーか洗剤で除去します。 4. 必要に応じて、クラック、穴などを補修します。 |
|||
3 | 下塗 | ユカクリート 含浸プライマー |
主剤:硬化剤=1:1(質量比)で混合し、はけ、 ローラーで均一に塗装します。 |
0.14~ 0.16 ※1 |
4時間以上 7日以内 |
4 | タック コート |
ユカクリート レジモルクリヤー |
主剤:硬化剤=4:1(質量比)で混合し、ローラー、 コテでしごき塗りします。 |
0.30 | 直後 |
5 | レジモル | ユカクリート レジモルクリヤー |
タックコートが未硬化中に行います。 レジモルクリヤーの主剤12.8kgと硬化剤3.2kg を別容器内であらかじめ混合します。 ミキサー中でカラーサンドのNo.20とNo.6.7を 60kgずつ混合した後、レジモルクリヤーと混ぜ 合わせます。 混合物を床に広げ、コテで転圧します。 |
0.80 | |
カラーサンド No.20 |
3.00 | ||||
カラーサンド No.6.7 |
3.00 | ||||
●上塗りが必要な場合[1下地~4タックコートの工程はカラーサンド仕上げと同じです](標準厚み 約5mm) | |||||
5 | レジモル | ユカクリート レジモルクリヤー |
タックコートが未硬化中に行います。 レジモルクリヤーの主剤12.8kgと硬化剤3.2kg を別容器内であらかじめ混合した後、ミキサー 中でレジモル骨材120kgと混ぜ合わせます。 混合物を床に広げ、コテで転圧します。 |
0.80 | 16時間以上 7日以内 |
ユカクリート レジモル骨材 |
6.00 | ||||
6 | 目止め ※2 |
ユカクリート タイル#70 |
主剤:硬化剤=5:1(質量比)で混合します。 タイル#70:7号硅砂:ユカクリートシンナーXY =10:1~3:0~1(質量比)で混合し、さらに、 ユカクリートタレ防止剤(ミルコンMS-2)を10% (質量)加え、再度混合し、コテでしごき塗りを 行います。硬化後、凸部をサンダー等で削り 平滑にします。 |
0.30~ 0.50 |
16時間以上 7日以内 |
7号硅砂 | (適量) | ||||
ユカクリート シンナーXY |
(適量) | ||||
ユカクリート タレ防止剤 (ミルコンMS-2) |
0.03~ 0.05 |
||||
7 | 上塗 | ユカクリート タイル#70 |
主剤:硬化剤=5:1(質量比)で混合し、コテで 均一に塗り広げます。 |
1.20 |
■モルタル工法標準仕上げ(カラーサンド仕上げの場合)
■レジモル施工 混合例
- カラーサンド120kg(No.20 60kg、No.6.7 60kg)をモルタルミキサー(容量120L以上)に入れ、撹拌を続けておく。別容器にユカクリートレジモルクリヤー主剤12.8kg、硬化剤3.2kgを入れ電動ミキサーを使用して十分に撹拌する。クリヤーを撹拌中のカラーサンドに加え混合する。樹脂とカラーサンドが均一に濡れたらモルタルミキサーから取り出し、床に塗り広げる。
タックコートは別に作って下さい。 - ユカクリートレジモルクリヤーは、その季節に応じた材料として可使時間が制限されていますので、できるだけ手早く作業を行って下さい。
可使時間と硬化時間
品名 | 5℃ | 10℃ | 20℃ | 30℃ | |
---|---|---|---|---|---|
ユカクリート 含浸プライマー |
可使時間 | 20 | 16 | 10 | 6 |
硬化時間 | 8 | 6 | 4 | 2 | |
ユカクリート レジモルクリヤー 夏型 |
可使時間 | – | – | 40(分) | 20(分) |
硬化時間 | – | – | 48 | 24 | |
ユカクリート レジモルクリヤー 冬型 |
可使時間 | 50(分) | 35(分) | – | – |
硬化時間 | 48 | 24 | – | – |
容量と塗装面積
品名 | 材質 | 配合比(質量) | 容量 | 塗装面積(㎡/缶) | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ユカクリート 含浸プライマー |
溶剤型 エポキシ |
主剤 | 1 | 16kg セット |
主剤 | 8kg | 100~114 |
硬化剤 | 1 | 硬化剤 | 8kg | ||||
ユカクリート レジモルクリヤー |
無溶剤型 エポキシ |
主剤 | 4 | 16kg セット |
主剤 | 12.8kg | 14 (タックコート分を含む) |
硬化剤 | 1 | 硬化剤 | 3.2kg | ||||
カラーサンド (No.20、No.6.7) |
カラー硅砂 | – | 25kg | – | |||
ユカクリート レジモル骨材 |
配合硅砂 | – | 30kg | – | |||
ユカクリート タイル#70 |
無溶剤型 エポキシ |
主剤 | 5 | 15kg セット |
主剤 | 12.5kg | 9~10 |
硬化剤 | 1 | 硬化剤 | 2.5kg |
標準色
- カラーサンド(No.20、No.6.7)・・・・・・ダークグリーン・ダークブルー・レッド・イエロー・グレーの5色があります。
- ユカクリートタイル#70
No.10~No.30(No.12、15、16、19、25を除く16色)