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コンクリート、アスファルト両面用の水系無機質の舗装材『水系カラーファルト#300』

薄膜水性1液型無機質系カラー舗装材『水系カラーファルト#300』

水系カラーファルト#300はコンクリート、アスファルト両面用に開発された水系無機質のカラー舗装材です。水に濡れても滑りにくく、水分によるふくれが生じにくいため、プールサイドやテニスコートに最適です。

※写真は特別色です。

特長

  1. <変性高分子シリカ>を使用しているため、呼吸性があり、湿気を吸排しますので、ふくれが生じにくい塗膜です。
  2. 塗膜は無機質の堅固な石垣構造なので耐摩耗性、耐久性に優れています。
  3. 耐候性に特に優れた顔料を使用しています。
  4. 水系舗装材ですから臭気が少なく作業が安全です。
  5. 環境対応型塗料で、鉛を含んでおりません。
  6. 乾燥が速いので短時間で軽歩行が可能です。
  7. 無機質塗膜ですから、水に濡れても防滑性が低下しにくく安全です。
  8. ホルムアルデヒドの放散量が少なく、水系カラーファルト#300は日本塗料工業会の認定を受けています。
    日塗工登録番号 D01097
    ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆(規制対象外)

用途

●プールサイド、テニスコート、遊歩道、公園、レジャー施設、歩道橋など

※遮熱タイプをご希望の場合は、プールコートサイドカラー遮熱タイプ(プールサイド遮熱工法Ⅲ)をご検討ください。
詳細は「プールサイド遮熱工法」のカタログをご参照ください。

標準塗装仕様

■CP-1.アスファルトコンクリート面(プールサイド、遊歩道など)

工程 品名 内容 塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
1 素地
調整
アスコン面を清掃し、ゴミや泥をとり除きます。
新設の場合は、打設後1週間以上放置して油分を除去してください。
2 下塗 水系カラーファルト#300
プライマーW
清水で100%(質量)希釈し、ローラーで
塗装します。
0.1 1時間以上
3 上塗
1回目
水系カラーファルト#300 清水で0~10%(質量)希釈し、ローラー
またはレーキで塗装します。
0.4~0.5 2時間以上
4 上塗
2回目
水系カラーファルト#300 清水で0~10%(質量)希釈し、ローラー
またはレーキで塗装します。
0.4~0.5

■CP-2.アスファルトコンクリート面(テニスコートなど)

工程 品名 内容 塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
1 素地
調整
アスコン面を清掃し、ゴミや泥をとり除きます。
新設の場合は、打設後1週間以上放置して油分を除去してください。
2 下塗 水系カラーファルト#300
プライマーW
清水で100%(質量)希釈し、ローラーで
塗装します。
0.1 1時間以上
3 中塗 水系カラーファルト#300PN 塗料20kgに硅砂4~6kgと、清水2~3kgを
加え、コテでしごき塗りします。
0.8~1.0 2時間以上
硅砂7号(または6号)
4 不陸
調整
必要に応じて凹部には中塗りと同じ要領で塗装し、修正します。
凸部はサンダーなどで削りとり、平らにします。
5 上塗
1回目
水系カラーファルト#300 清水で0~10%(質量)希釈し、ローラー
またはレーキで塗装します。
0.4~0.5 2時間以上
6 上塗
2回目
水系カラーファルト#300 清水で0~10%(質量)希釈し、ローラー
またはレーキで塗装します。
0.4~0.5

■CP-3.コンクリート・モルタル面(プールサイドなど)

工程 品名 内容 塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
1 素地
調整
1.含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後)
開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこと。
また含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。
2.必ず全面をサンドペーパーがけ(P24~P40)により目荒しを行い、汚染物やレイタンス
などを除去します。
3.油脂、グリース、タールなどはシンナーか洗剤で除去します。
4.必要に応じてクラック、穴などを補修します。
2 下塗 水系カラーファルト#300
プライマーW
ユカクリートシンナーUで0~20%希釈し、
ローラーで塗装します。
0.15 4時間以上
2日以内
3 上塗
1回目
水系カラーファルト#300 清水で0~10%(質量)希釈し、ローラー
またはレーキで塗装します。
0.3~0.4 2時間以上
4 上塗
2回目
水系カラーファルト#300 清水で0~10%(質量)希釈し、ローラー
またはレーキで塗装します。
0.3~0.4


(備考)
CP-1工法及びCP-3工法は、プールサイド防滑(ノンスリップ)仕上げとして多くのプール施設に採用されています。

素地調整の方法

■アスファルトコンクリート面の場合

  1. 土砂、ほこりなどは、ブラシ、ほうきなどで清掃して取り除いて下さい。汚れのひどい場合は水洗し、乾燥させて下さい。
  2. 油類、ガムなどが付着している時は、バーナーで焼きとるか、皮スキ、ディスクサンダーなどで取り除いて下さい。
  3. 不陸、クラック、くぼみ、段差などには、水系カラーファルト#300PNに硅砂とセメントを混入して補修して下さい。標準配合は水系カラーファルト#300PN/6号硅砂/セメント/水=20/10/2/3

■コンクリート・モルタル面の場合

  1. デジタル式水分計は、(株)ケット科学研究所製造品を指しています。
    説明書に従って測定して下さい。
  2. 油汚れの面には脱脂後、ユカクリート油面用プライマーが有効です。
  3. 不陸、クラック、くぼみ、穴などは、アスファルトコンクリートの場合と同様に補修して下さい。
  4. 風化してすい込みのはげしい素地の場合はプライマーUを数回、増し塗りして下さい。

■旧塗膜がエポキシ樹脂や緻密なコンクリート・モルタル面の場合

*油汚れ面は脱脂後、ディスクサンダー等で表面を粗面にしてから、ユカクリート水系マルチプライマーを塗装して下さい。
「ユカクリート水系マルチプライマー」
塗付量:0.10~0.15kg/㎡
希釈率:10~20%(清水)
塗装間隔:3時間以上7日以内(23℃)

容量と塗装面積

品名 材質 容量 塗装面積
(㎡/1缶)
ホルムアルデヒド
放散等級
日塗工登録番号
文部科学省
(学校環境衛生
の基準物質)
水系カラーファルト
#300
シリカ系 20kg CP-1工法:
20~25/2回
CP-2工法:
20~25/2回
CP-3工法:
25~33/2回
F☆☆☆☆
D01097
含有せず
水系カラーファルト
#300 クリヤー
シリカ系 18kg 180/2回 F☆☆☆☆
D01095
含有せず
水系カラーファルト
#300 PN
シリカ系 20kg 不陸調整材 F☆☆☆☆
D01098
含有せず
水系カラーファルト
#300 プライマーW
シリカ系 15kg 150 F☆☆☆☆
D01094
含有せず
水系カラーファルト
#300 プライマーU
溶剤型1液
ウレタン
16kg 110 F☆☆☆☆
D01096
キシレン・
エチルベンゼン
含有
ユカクリート水系
マルチプライマー
水系3液
エポキシ
16.8kgセット
(主剤8kg・
硬化剤8kg・
添加剤0.8kg)
112~168 申請中 含有せず

標準色


グリーン

メジアムグリーン

オーカー

ホワイト

スカイブルー

グレー

インデアンレッド
印刷と実物との仕上り感、色調は、相違がありますがご容赦下さい。

性能

※ 塗膜物性の試験結果は、実測値であり保証値ではありません。
項目 結果 試験方法
付着強さ(N/m㎡) 2.0(基材破壊) 建研式接着力試験器
滑り抵抗値(BPN) 乾燥時90/湿潤時75 英国式ポータブルスキッドレジスタンステスター
耐水性 異常なし 水道水 1か月浸せき
ホルムアルデヒド放散等級 F☆☆☆☆ JIS K 5600-4-1 デシケーター法
乾燥時間 30分 23℃
耐凍結融解性 異常なし 水中→ -20℃ → 50℃ 20サイクル
透湿性 1750 JIS Z 0208 g/㎡・日(塗付量 0.3kg/㎡)
促進耐候性 異常なし キセノンウェザーメーター 1,000時間