アスファルト路面用太陽熱反射塗料『カラーファルトクール・カラーファルトクールネオ』

yukamainte

6年 ago

この記事を書いた人
最新の記事

薄膜水性１液型アクリル樹脂系遮熱型『カラーファルトクール』
薄膜水性２液型アクリルウレタン樹脂系遮熱型『カラーファルトクールネオ』

「カラーファルトクール」「カラーファルトクールネオ」は、水系のアスファルト路面用太陽熱高反射塗料です。
路面に塗装することで表面温度を大幅に低減し、夏場におけるアスファルト面から立ち上がる熱気の上昇を軽減させ轍掘れやヒートアイランド現象を抑制する効果を発揮します。
また「カラーファルトクールネオ」は２液型で塗膜物性に優れ、より耐久性が求められる箇所への塗装も可能となります。

特長

未塗装アスファルト面と比較して８～１４℃の表面温度差が確認されています。
水系塗料のため低臭で、アスファルト面へ塗装してもブリードの心配がほとんどありません。
速乾性に優れ自転車や台車などの軽車両が通行したり多くの人が往来する通路や床面に適しており、「カラーファルトクールネオ」は駐車場などのより耐久性が求められる箇所への塗装も可能です。
（ただし、幹線道路のように重車両が絶えず行き来する路面には摩耗性という観点から不向きです。）
カラーファルトクールは落ち着いたツヤ消し仕上げになりますので、目がチカチカすることがほとんどなく、遊歩道や公園、テーマパークやレジャー施設などに最適です。

用途

カラーファルトクール

自転車道、遊歩道、公園等の遮熱カラー塗装
陸屋根等のアスファルト、コンクリート及びモルタル面やアスファルト防水材、シート防水等への遮熱カラー塗装
（モルタル面、シート防水面へは別途専用プライマーが必要です。）

カラーファルトクールネオ

自転車道、遊歩道、公園等の遮熱カラー塗装
駐車場、工場構内等の耐久性が必要とされるアスファルト、コンクリート及びモルタル面

施工例

大阪市舞洲ベースボールスタジアム　エントランスデッキスロープ遮熱塗装

グレー（Ｎ６）施工

サーモグラフィ画像

Ｃｏｌｏｒｓ

※色見本は印刷のため色調が異なります。（ユカクリート標準色見本帳をご参照下さい。）

グレー（Ｎ６）

イエロー

グリーン

ブラウン

ブルー

ダークグレー
（Ｅ３５－３０Ｂ近似）

カラーファルトクールは艶消し、カラーファルトクールネオは艶有りです。
上記、色見本６色の他に（白）もございます。

日射反射率

※下記数値は測定値であり性能を保証する数値ではありません。
試験結果	標準色	全波長域(%)	近赤外域(%)	明度(L^※値)
カラーファルトクール	グレー(N6)	47.0	70.6	58.9
	イエロー	57.6	73.5	71.8
	グリーン	55.0	80.0	65.2
	ブラウン	57.7	82.9	56.7
	ブルー	53.4	80.6	63.1
	ダークグレー	23.1	41.5	34.1
カラーファルトクールネオ	グレー(N6)	46.8	68.9	59.8
	イエロー	61.7	75.9	74.4
	グリーン	44.8	65.5	63.1
	ブラウン	49.3	71.3	57.2
	ブルー	49.6	73.3	61.4
	ダークグレー	25.1	45.5	31.5

塗装表面温度　測定結果

容量と塗装面積

品名	材質	配合比 (質量)	容量			塗装面積 (㎡/回/缶)
ユカクリート水系プライマーC	水溶性カチオン	–	4kg			コンクリート及びモルタル面	20～40 /4kg
ユカクリート水系プライマーC	水溶性カチオン	–	15kg			コンクリート及びモルタル面	75～150 /15kg
カラーファルトクール	水系アクリル	–	15kg			コンクリート及びモルタル面	50～75 /15kg
カラーファルトクール	水系アクリル	–	15kg			アスファルト面	38～50 /15kg
ユカクリートミズユカプライマー	水系エポキシ	主剤:硬化剤 =1:1	4kg セット	主剤	2.0kg	コンクリート及びモルタル面	27～31 /4kgセット
			4kg セット	硬化剤	2.0kg	アスファルト面	13～20 /4kgセット
			16kg セット	主剤	8.0kg	コンクリート及びモルタル面	106～123 /16kgセット
			16kg セット	硬化剤	8.0kg	アスファルト面	53～80 /16kgセット
カラーファルトクールネオ	水系アクリルウレタン	主剤:硬化剤 =5:1	15kg セット	主剤	12.5kg	コンクリート及びモルタル面	75～100 /15kgセット
カラーファルトクールネオ	水系アクリルウレタン	主剤:硬化剤 =5:1	15kg セット	硬化剤	2.5kg	アスファルト面	37～50 /15kgセット

可使時間と硬化時間

単位:時間
品名		10℃	20℃	30℃
ユカクリート水系プライマーC	可使時間	–	–	–
ユカクリート水系プライマーC	硬化時間	8	4	2
カラーファルトクール	可使時間	–	–	–
カラーファルトクール	硬化時間	8	4	2
ユカクリートミズユカプライマー	可使時間	3	2	1
ユカクリートミズユカプライマー	硬化時間	6	3	2
カラーファルトクールネオ	可使時間	4	4	2^※
カラーファルトクールネオ	硬化時間	24	16	8

下地処理工程

アスファルト面

下地	・新設アスファルトコンクリートは厚さ6cm以上で、十分転圧されていて強度があり密粒とします。・亀裂、継ぎ目などがないものとします。
下地処理	・転圧直後は表面に油分が残っているので、養生(1週間以上)をとり、養生後は、油分を洗剤、高圧水洗などで洗い流します。・アスファルトの粉、ガム、油脂類、セメントなどの汚染物を除きます。・降雨などにより濡れたアスファルトの表面は完全に乾燥させます。

コンクリート及びモルタル面

下地	・下地コンクリート及びモルタル面は金ゴテ仕上げで、十分強度があるものとします。・通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。
下地処理	・含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して翌日(16時間後)開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。・必ず全面をサンドペーパーがけ(P24～P40)により目荒しを行い、汚染物やレイタンスなどを除去します。・油脂、グリース、タールなどはシンナーか洗剤で除去します。・必要に応じてクラック、穴などを補修します。

下地

・下地コンクリート及びモルタル面は金ゴテ仕上げで、十分強度があるものとします。
・通常、モルタルは打設後2週間以上、コンクリートは4週間以上の養生が必要です。

下地
処理

・含水調査はポリエチレンフィルムを床面に敷き、周囲をテープで密封して
翌日(16時間後)開封する手順で行い、床面が黒っぽく濡れたりフィルムに結露していないこととします。
また、含水率は、デジタル式水分計で5%以下を目安とします。
・必ず全面をサンドペーパーがけ(P24～P40)により目荒しを行い、汚染物やレイタンスなどを除去します。
・油脂、グリース、タールなどはシンナーか洗剤で除去します。
・必要に応じてクラック、穴などを補修します。